消える「水晶特急」 (角川文庫)

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レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041682012

感想・レビュー・書評

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  • なんとも大胆なストーリー運びに毎度のことながらやられました。しかし実際にこんなトリックが使われたらマスコミはなんと言うやら。

  • うーん、島田荘司だなぁ。
    うん、島田荘司だなぁ、としか言いようがないなぁ(にこにこ)。

    相変わらずの豪腕ぶりである。
    島田さん以外だったら「おいおい!」としか言えないけど、島田さんだから許しちゃう。それくらいには、私は島田荘司が好きです。

    現代では100パーセント無理なトリックだし、刊行当時でもこのトリックはかなり厳しいものがあると思うのだが、あくまでもそれで押し切るインパクトと展開の強さで、最後まで楽しく読み終えた。
    ごり押しというよりは、サービス精神。演出の上手さ、キャラクターの書き込み、読者を驚かせたい、楽しませたいという気持ち。島田さんの筆力と意気込みがあってこその、この作品だと思った。

    吉敷刑事が相変わらずカッコ良かった。

  •  御手洗潔という印象的な名探偵がありながら、なぜ警察官というシリーズキャラクターが必要なのだろうって思いながら読んでみたが、探偵役が警察官である(というか体制側の人間である)必要性が、この「本格推理」小説には絶対に必要だったのだと言うことがわかり納得。みごとなもんだ。

     駅と駅の間で走っているはずの列車が消えてしまう、という謎は何人かの作者が取り上げている。根本的には、エラリー・クイーンが短編で使った、あのトリックのバリエーションということになるのだろうと思う。しかし、そのバリエーションの仕方(こんな表現はあっているのだろうか)が派手で、いかにも島田荘司である。

     探偵役の吉敷刑事。初めて合うけどなかなか魅力的。刑事という職業がらしっかりした紳士に見えるけれど、時々御手洗潔的な「狂気」がかいま見えるところがおもしろい。
    2005/8/13

  • 全面ガラス張りの水晶特急が列車ジャックされたのち突如、乗客を乗せたまま消えてしまう。なかなか良くできたトリックでした。吉敷刑事、初??かな。

  • 全面ガラス張りの展望車が全く逃げ道、引込み線、そして大きな道路の無い場所から忽然と消えてしまうというとんでもない謎が提示される。いろんなことが起こり、かといってそれで訳が分からなくなるわけでもなく、巧く語られているせいか興味を持ちつつ頭が混乱させられる。真相は……すごいな。力技というかなんと言うか。こういう方向でまさか解決してしまうとは。感動してしまった。

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