ハリウッド・サーティフィケイト (角川文庫 し 9-7)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (828ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041682074

感想・レビュー・書評

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  • なんだか色々と難解でしたが、最後の痛快さはさすが。というか、これ自体が続きものだしこの後にも続くんですね。読まなきゃ。

  • 松崎レオナの親友のハリウッド女優の死体からは子宮が奪われていた。
    女優志願でレオナの家に居候を始めたジョアンも記憶はないが何者かに子宮を奪われたという。

    レオナの探偵もの、結構なハードボイルドタッチ。
    御手洗さんもちょっとだけ出てくるけど、外伝的作品。

  • 御手洗シリーズのスピンオフ(というの?)作品。レオナ・マツザキが主人公。
    ハリウッドを舞台にした、臓器売買にまつわるミステリー。
    エロとグロ。
    レオナ好きなんだけど、どんどん悲壮感出てきて…。
    続編があるみたいなのでそちらも気になる。

  • 御手洗モノのレギュラーでハリウッド女優の松崎レオナが探偵役。「アトポス」もほとんどレオナが主役でしたが、1歩進んだ形。子宮が奪われて惨殺された女優の事件から臓器売買へ。女性探偵のハードボイルド物として単品でも楽しめるけど、狂気じみた所のあるレオナのバックボーンは「暗闇坂」「アトポス」を先に読んでおく方がベター。

  • うひゃこわ!島田荘司のグロがこわくてだめですほんと レオナがいいあじ出してますねーえろぐろい。しかもなんか百合だし。黒百合。

  • レオナが主人公です。レオナ、負けるな!と思いながら読んでました。すこーしだけ、御手洗も登場します。

  • 『暗闇坂の人喰いの木』『水晶のピラミッド』『アトポス』に続く松崎さんの猟奇殺人ものですが、今回はハードボイルドです。全米を震撼させた女優の子宮強奪殺人事件。親友を惨殺され、次はレオナと名指しされた魔王様の敵討ち、行動様式がジャイアニズム入ったエロオヤジで痛いです。幻想的な「子宮」にまつわる【ケルトの伝説】。現実的なハリウッド【ポルノグラフィ】、闇社会【臓器移植】【クローン】。それらが渾然一体となって、いつもの島田ワールドを練り上げます。続編の構想があるのなら書いてください。読みたいです。(2001年)

  • 最近の作はなんだかなぁ、というものが多い。これは松崎レオナが主役なんだけれども、唯一読めたのは御手洗との会話部分のみというお粗末さだった。
    まず英語っぽいカタカナ使用が鼻につく。日本語で日本人読者を対象にものを書いているのにどうして英語、というか米語の発音を持ってこなければならないのかよくわからない。Nikonのカメラの描写に、なぜ「ナイコン」というアメリカ発音を使うのか。意味がないと思うのだけれど。
    昔は猟奇描写が謎めいていて上手だったのに、今はすぐにネタばれしてしまう。臓器売買と移植をテーマに、性転換や幼児虐待をまぜた話なのだが、臓器売買のシンジケートの名前がエムブリヨニックでそのまま(ES細胞-Embryonic stem cells)である。読者をバカにしているの?
    レオナが単身でシンジケートにもぐりこみ当然返り討ちにあって捕まってしまうと、「女」が男に太刀打ちできると思うから間違ったんだという性差別的言い訳がついてくる。ゲームや映画じゃあるまいし、シンジケートに単独で殴り込んだら、男だってやられるって。島田さん、最後のディナーのような作品をまた書いてください。

  • 御手洗シリーズ。番外編

  • コパオブックスより¥ 490で購入

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著者プロフィール

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2023年 『ローズマリーのあまき香り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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