帝都物語〈5 魔王篇〉 (角川文庫)

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感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041690055

作品紹介・あらすじ

帝都完全崩壊を策した怪人、加藤保憲は"将門の霊"との闘いに敗れ、満州へと去った。世情は軍部の圧力が強くなっていた。その最中、血気盛んな青年将校らを背後から操る怪しげな思想家がいた。北一輝。法華経を信奉し、不敵にも"昭和維新"を企んでいた。そして遂に、"霊告"は下り、昭和11年、2.26の日を迎えたのだった…。サイキック伝奇長編小説第5弾、戦前篇完結!

感想・レビュー・書評

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  • 北一輝が怪しすぎる!ついに二・二六事件が…!そしてフリーメーソンが!怪しい建物とか!ゾルゲとか!もう一気にきな臭くなりました。雪子が大きくなってなんかほっとした。そして洋一郎はかわいそうな人だった。

  • 東京に軍事的象徴があふれ出し、不穏な時代が到来。次回は戦争編か?
    物語開始からすごく時間経ったな…雪子がもう大人。加藤は賢者タイム(違)でお休み。
    あの人は随分アッサリ死んだな。

  • 2・26事件を特別に扱いたかったと思える第5巻。魔王とは2・26事件を陰から操ったと言われる北一輝。法華経を読誦して超常現象を起こすシャーマンとして描かれている。2・26事件に虚実を織り交ぜた構成だが、魔人・加藤は登場せず。

  • なんみょーほーれんげーきょう
     なんか、荒俣先生の持つ体系でも、式神遣ふ系>>>星辰で何とかする系>>>術とかでなんかする系といふ魔道士ヒエラルキーがなんか見られる。ので、「ただ単にお念仏で電話とか飛ばせるだけ」の北一輝さんは、プリーストキングができるといってもアレなのである。多分。

  • 帝都物語〈5 魔王篇〉 (角川文庫)

  • 著者、寺田寅彦と幸田露伴が好きなのか扱いがいい。
    下衆な官僚辰宮には鉄槌が下るのはいいが、雪子の恋愛沙汰といい中途半端。加藤は表立って活躍しないし、歴史上の人物を絡めるのはいいが使い捨てていくばかりで、物語として深みがない巻だった。

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著者プロフィール

1947年東京都生まれ。博物学者、小説家、翻訳家、妖怪研究家、タレント。慶應義塾大学法学部卒業。大学卒業後は日魯漁業に入社し、コンピュータ・プログラマーとして働きながら、団精二のペンネームで英米の怪奇幻想文学の翻訳・評論活動を始める。80年代に入り『月刊小説王』(角川書店)で連載した、もてるオカルトの叡智を結集した初の小説『帝都物語』が350万部を超え、映画化もされる大ベストセラーとなった。『アラマタヒロシの妖怪にされちゃったモノ事典』(弊社)、『世界大博物図鑑』(平凡社)、『荒俣宏コレクション』(集英社)など博物学、図像学関係の本も含めて著書、共著、訳書多数。

「2021年 『アラマタヒロシの日本全国妖怪マップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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