- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041690055
作品紹介・あらすじ
帝都完全崩壊を策した怪人、加藤保憲は"将門の霊"との闘いに敗れ、満州へと去った。世情は軍部の圧力が強くなっていた。その最中、血気盛んな青年将校らを背後から操る怪しげな思想家がいた。北一輝。法華経を信奉し、不敵にも"昭和維新"を企んでいた。そして遂に、"霊告"は下り、昭和11年、2.26の日を迎えたのだった…。サイキック伝奇長編小説第5弾、戦前篇完結!
感想・レビュー・書評
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北一輝が怪しすぎる!ついに二・二六事件が…!そしてフリーメーソンが!怪しい建物とか!ゾルゲとか!もう一気にきな臭くなりました。雪子が大きくなってなんかほっとした。そして洋一郎はかわいそうな人だった。
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東京に軍事的象徴があふれ出し、不穏な時代が到来。次回は戦争編か?
物語開始からすごく時間経ったな…雪子がもう大人。加藤は賢者タイム(違)でお休み。
あの人は随分アッサリ死んだな。 -
2・26事件を特別に扱いたかったと思える第5巻。魔王とは2・26事件を陰から操ったと言われる北一輝。法華経を読誦して超常現象を起こすシャーマンとして描かれている。2・26事件に虚実を織り交ぜた構成だが、魔人・加藤は登場せず。
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なんみょーほーれんげーきょう
なんか、荒俣先生の持つ体系でも、式神遣ふ系>>>星辰で何とかする系>>>術とかでなんかする系といふ魔道士ヒエラルキーがなんか見られる。ので、「ただ単にお念仏で電話とか飛ばせるだけ」の北一輝さんは、プリーストキングができるといってもアレなのである。多分。 -
帝都物語〈5 魔王篇〉 (角川文庫)