想像力の地球旅行 荒俣宏の博物学入門 (角川文庫)

  • 角川書店 (2004年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784041690376

作品紹介・あらすじ

博物学は、観察して目玉を楽しませる行為であり、観察したことを記述する楽しみである。言ってしまえば、科学と観光の幸福な合体なのだ。顕学・荒俣宏が案内する、博物学入門の決定版!

みんなの感想まとめ

博物学の魅力を深く掘り下げる本書は、観察の楽しさや科学と観光の融合を通じて、読者を未知の世界へと誘います。著者は、リンネやビュフォン、キュヴィエ、シーボルトといった歴史的な博物学者たちの業績を紹介し、...

感想・レビュー・書評

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  • リンネは植物については性器官で分類したが、動物については歯で分類した。学名の最後に付く「ドン」は歯を意味するラテン語で、リンネが歯を重要視した名残り。

    ビュフォンは、8か月を故郷のモンバールで過ごし、1日に12時間も研究と執筆に没頭した。

    キュヴィエは、骨を比較して動物を分類した。また、生物の分類を門、綱、目、科、属のように階層化した。

    ドイツ最新の医学を修めていたシーボルトは、1823年に長崎に到着すると、日本の蘭医が弟子になりたいと申し出たため、奉行は長崎近郊に鳴滝塾を開く許しを与えた。シーボルトは出島内に動植物園をつくり、多数の博物書を運び込んで日本研究所を誕生させた。

  • 文庫本ということで気軽に読み始めたのだが、内容のあまりの濃さに読み終わるまで時間がかかってしまった。これを読んで博物学の歴史を勉強するというよりは、一博物学者としてタイムスリップして当時の熱狂、興奮を眼前で見ているかのような印象を受けた。途中対談なども挟んで、進化論や江戸の博物学も網羅しており申し分なし。

  • 昔の人の想像力の豊かさ。
    博物学の愉しさ。
    どこを読んでも愉しいです。

  • 博物学たのしい!それは学問でありながらミーハーさと純粋な好奇心の発露なのです。こんな鳥いるんだーとかそういうね。
    わかりやすくておもしろかったー
    そして世界史を勉強したいとあらためて思う。

  • 3,400年くらい前に、ヨーロッパ人がアフリカ、アジア、アメリカ、そういう海の外の世界を体験して受けた新鮮な衝撃。それが博物学の生まれたきっかけになった。
    自分の新しい世界に出会ったときの衝撃と比べるとなんだか楽しい。
    実際に博物学の当時の図譜を見てみたい。

  • 読んでいるところ。いろいろとリンクしておもしろい。

  • 自分としては、今までにないジャンル・・・新たな考え方・発想をもたらしてくれそうです。
    コンペでのレセプションで知り合った人に紹介いただいた本。
    読みやすくはないです。
    でも、私に与えた刺激はランク5を越えています。

  • 2009年3月27日読了。

    博物学と博物学者のエピソードがわかりやすくまとめられており、大した知識を持ち合わせていなくてもおもしろく読めた。

  • オムニバス形式で各章で話が前後し、読みにくいところもあったが面白かった。
    想像力、好奇心を駆り立てられ、世界中を航海・探検調査する
    フィールドワーカーたちの生きざまに浪漫を覚えた。

    今ではありえない!形の動物たちの図画も満載であり、
    当時の人々がこれらに対して、いかに驚いたか、歓喜したかを想像するだけで十分に楽しい。

  • ソフィア文庫 SP-305

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著者プロフィール

作家・翻訳家・博物学者。京都国際マンガミュージアム館長。
平井呈一に師事、平井から紹介された紀田順一郎とともに、怪奇幻想文学の日本での翻訳紹介に尽力。のち活動の幅を広げ、博物学をはじめとして多ジャンルにわたって活躍。
主な著書に『妖怪少年の日々』、『帝都物語』シリーズ(ともにKADOKAWA)、『世界大博物図鑑』(平凡社)、『サイエンス異人伝』(講談社)、『江戸の幽明』(朝日新書)など。『怪奇文学大山脈』Ⅰ~Ⅲ(東京創元社)を編纂。

「2021年 『平井呈一 生涯とその作品』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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