新帝都物語 維新国生み篇 下 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 124
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041690420

作品紹介・あらすじ

怨霊の国を作り出すため、蝦夷地に向かった加藤。新撰組の土方や平田篤胤の門下生たちは、加藤の野望を阻止すべく、もうひとつの伝説の神器「七支刀」を携えて加藤を追う!壮絶な戦いの結末は――。

感想・レビュー・書評

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  • またもや魔人加藤や!
    新となってるけど、時代は逆行。
    戊辰戦争の時代。
    帝都物語は、
    魔人加藤
    VS
    その時代を駆け抜けた人(今回は、土方歳三、平田鐵胤などなど)
    って構図やな。
    今回も陰陽道、風水、神道、はたまた、墨家…神秘系たっぷりの作品。
    神秘系は、好きなんで、良い!
    でも、言霊って言うのか、文字に意味を持たせた話が多くて…その度にじっくりと見ないとダメ。
    京は、口、小に意味があって、更にそれに蓋して…とかなんで、スイスイと読めない。
    小面憎いほど、しぶとい加藤を何とかって感じやけど、コイツ、また、復活するねんなʅ(◞‿◟)ʃ

  • 角川春樹さんとか妙に生臭い登場人物がいない分だけ、この「維新国生み篇」のほうが読みやすかったですが…。

    加藤さんが本当に単なるヤバイやつになっていました。
    これじゃバイオレンスな熱狂的平将門マニアじゃん!

    読み終わると、結局は土方歳三さんとか会津戦争とか箱館戦争といった歴史が、加藤さんのための舞台としてだけ使われていた感があって、まぁこの回は国生み神話を基軸にしたエンターテイメントだわな…と思いました。

    熱量は感じられるんだけどね。
    加藤さん、もっと奥深い腹黒さを見せて欲しかったなぁ~!

  • 記紀の国生み神話と、五稜郭で新たな国づくりを目論む幕府軍の残党を重ね合わせるとは、見事な手腕でした。
    これこそ、荒俣氏が描きたかった帝都物語の世界観だった気がします。
    久しぶりに、魔人加藤の魅力を堪能できました。

  • 怒濤の作図合戦…!頭の中がぐるぐる。
    物差しは人に向けてはいけません、って小学校の時習わなかったのね加藤くん。将門人形カワイイかも。(一気読みして頭から煙上り中につき変なコメント)

  • なんか、荒俣 宏の小説も、どんどん派手になっていて好きです。

    相変わらず歴史上の有名人から総袋だたきにあう加藤。実は、かわいそうな人なのではないかと思ったりもします。そして、明治になってすぐに復活。いそがしすぎる人だ。そこが、なんとも滑稽でおもしろかっりする。

    加藤という存在そのものは、たがみ よしひさが、「滅日」でかこうとしていたものと同じなのではないかと感じました。人のフラストレーションがたまると、彼が暴れて倒されることで、それが解消されるみたいな。

    ……やっぱり、かわいそうな存在なのかも。まるで、生け贄になる聖者のようですらある。

  • 09/09/01読了。

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著者プロフィール

1947年東京都生まれ。博物学者、小説家、翻訳家、妖怪研究家、タレント。慶應義塾大学法学部卒業。大学卒業後は日魯漁業に入社し、コンピュータ・プログラマーとして働きながら、団精二のペンネームで英米の怪奇幻想文学の翻訳・評論活動を始める。80年代に入り『月刊小説王』(角川書店)で連載した、もてるオカルトの叡智を結集した初の小説『帝都物語』が350万部を超え、映画化もされる大ベストセラーとなった。『アラマタヒロシの妖怪にされちゃったモノ事典』(弊社)、『世界大博物図鑑』(平凡社)、『荒俣宏コレクション』(集英社)など博物学、図像学関係の本も含めて著書、共著、訳書多数。

「2021年 『アラマタヒロシの日本全国妖怪マップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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