- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041704042
感想・レビュー・書評
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読書録「見知らぬ私」2
著者 綾辻行人、鎌田敏夫、鷺沢萠、
篠田節子、清水義範、高橋克彦、
松本侑子、森真沙子
出版 角川ホラー文庫
p11より引用
“ 人がたくさん集まって場の雰囲気が盛り
上がれば盛り上がるほど、その中にいる自分
が孤独に思える。雰囲気に合わせて笑顔を振
りまくかたわら、ことさらのように他人の、
そして自分の嫌なところばかりが見えてきて
胸が苦しくなる。心の置き場がなくなってし
まう。-きっとこれは、誰しもが多かれ少な
かれ経験する感覚なのだろうけれど。”
目次より抜粋引用
“バースデー・プレゼント
会いたい
雨が止むまで
陽炎
トンネル”
名だたる作家陣による、ホラーアンソロジー。
ぶつ切れで不鮮明な意識から目覚め、目の
前を通り過ぎる電車を見送り、目に映る景色
には、なぜか違和感があり…。(バースデー・
プレゼント)
上記の引用は、文芸サークルに所属する女
子大生の胸の内。
なんとなくわかる気がします、私も人の集ま
りは得意な方ではないので。
一話一話が短く、読みやすくはあります。
日常の隣にあるような怖さを感じるので、読
んだ本の影響を受けやすい人はより一層怖い
かもしれません。
私にはあまり合いませんでした。
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私はこの中の「雨がやむまで」と言う作品が大変怖くて好きなのですけど。
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夏も終わるのでホラーのオムニバスもいいかなと…「幽霊屋敷」が王道の怖さかなぁ。襖の穴はやめてほしい(>_<)読んでる途中で洋室に移動しましたw不思議な雰囲気の「トンネル」は、ほっこりと終わった感じだけど、あれっと思って途中から読み返してしまった…なるほど。
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ゾクッとする短編集。夏に読みたい。
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いろいろな作者の様々な文体が楽しめて、
新しい「お気に入り」を見つけるのにグッド(^ ^
鷺沢 萌さん、じわじわくる静かな恐怖が◎ -
微かにぞわぞわ。
「怖い」に類する様々な感情、感覚を味わうアンソロジー。
竹笹が少しの風で立てる音に、何かしら意味を持ちたくなる歳に読んだらいいかも。 -
ホラーアンソロジー。私が「綾辻行人」という作家を知るきっかけとなった一冊現在でも一番好きな「バースデー・プレゼント」が収録されていますが。他の作品も名作ぞろいのお薦めアンソロジーです。
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私は誰? まだ知らぬ私の扉が、ゆっくりと開かれていく…。人間にとってもっとも不思議な自分自身。その胸の奥底を揺さぶり、うち震わす、本格ホラー・アンソロジー。単行本未収録。
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(収録作品)水の中の放課後(森真沙子)/晩夏の台風(松本侑子)/幽霊屋敷(高橋克彦)/トンネル(清水義範)/陽炎(篠田節子)/雨が止むまで(鷺沢萠)/会いたい(鎌田敏夫)/バースデー・プレゼント(綾辻行人)
著者プロフィール
綾辻行人の作品





