ドールズ (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 426
感想 : 80
  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041704066

作品紹介・あらすじ

喫茶店『ドールズ』の経営者・月岡の七歳になる娘・怜は、交通事故で言葉を失い、一方で”人形”に異常な関心を示しだす。巧みな構成と斬新な着想で、恐怖小説の第一人者が贈る傑作長編。

感想・レビュー・書評

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  • めちゃくちゃ久しぶりに再読。目吉先生がなかなか出て来ずウズウズした。

  • 殆ど申し分なく面白い作品なのですがラストの終わらせ方だけにはすこしがっかり感がありました・・・。

  • 季節外れの大雪に見舞われた盛岡で、夜間、7歳の少女がひき逃げに遭った。はねられたのは、喫茶店「ドールズ」の経営者である月岡真司の娘・怜。彼女は言葉を失い、一方で“人形”に異様な関心を示しだす。喫煙をはじめとする怜の信じがたい奇矯な行動。さらに医学の常識をこえた不可解な症状が彼女の肉体を襲う。少女の心の闇に何がひそんでいるのか。

  • どうやら少女に霊?が憑依しているらしい、という怖い設定ながら、江戸文化の方に興味が奪われて、いつの間にか憑依は完全に前提条件として違和感なく受け入れてしまっていた。
    この時点で既にこの後に続くシリーズの世界観に取り込まれてしまっていたのだと、後になって気付きました。
    高橋さんといえば東北か江戸のイメージが強かったのですが、今回は珍しく熊本まで手を広げたのですね。氏の知識と取材力なら、もっといろんな地方の伝統を取り上げて欲しいと思います。

  • ホラーか?
    確かに序盤は不気味さがあったけど、正体分かってからはそんなに緊迫感もない。
    目吉が普通にいい人なのが大きいと思う。

  • 高橋克彦氏の著作は、短編をちょこちょこ読んだだけで、初めて長編を読む。

    少女に霊が……というのは「エクソシスト」を意識しているのだろうが、
    それを「生まれ変わり」と結構簡単に納得してしまっているところや、
    意識/無意識の反転をあんなに軽々しく処理してしまうのは、
    大いに不満。
    しかしそれゆえにテンポよく進行する、というメリットも生まれている。
    個人的に熊本にはゆかりがあるのだが、熊本観光も、
    なんでそんなにのんびりしているんだ!? とやきもきしてしまう。
    娯楽小説のいい点と悪い点が同居している感じ。

  • ドールズシリーズの1冊目
    (最近5冊目が発刊されたらしいが
    今は単行本なので我慢)

    個人的には2冊目の
    短編集が1番!
    江戸の古き良き時代の
    考えが現れていて
    江戸言葉で
    犯人に問いかける。
    「おめえさんも・・・」
    ほっこりして好きだった。

    シリーズ全般を通して
    面白い着眼点で
    面白い小説だった。

  • ジャンルはミステリよりホラーかなと。
    ですが、本当なら深刻なはずなのに七歳の女の子に儂と言われると恐怖よりもほのぼのとした笑いを感じてしまいました。それもこれも目吉さんの人柄かと。
    ただ、映像で生き人形や目吉さんの絵を見たら怖そうなので、私の想像力も足らないのかも。

  • 高橋さんの小説は会話部分が嫌い。吹き出した。爆笑した。睨み付けた。そういう表現と直前の言動が合っていないから大げさに感じてしまい、物語に入りにくい。それでも歴史ものは話に引き込まれるからいいですが、こういう超常現象ものの場合、人物達が勝手に騒いでいるだけに思えます。
    事故にあって潜在意識にいた過去の人物が甦る。それだけの話をよくここまで引っ張れるなあと思いながら読みました。後半に入って生き人形が出てきてやっと物語に馴染めました。
    冒頭の事故の解決は強引すぎませんか?

  • 一応ホラーに分類されるそうですが、ミステリに近いかな??

    江戸時代の人形師が現代の女の子の中に甦るという何とも魅力的な内容。
    いやー、もっともっと掘り下げて欲しかったなぁ。
    でもこのくらいの方がサラリと読めていいのかしら。
    次作もあるみたいなので期待。

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著者プロフィール

1947年、岩手県生まれ。早稲田大学卒。83年に『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、86年に『総門谷』で吉川英治文学新人賞、87年に『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年に『緋い記憶』で直木賞、2000年に『火怨』で吉川英治文学賞を受賞。
本作『水壁 アテルイを継ぐ男』は、著者のライフワークである東北を舞台とした歴史大河小説シリーズの一作で、時代の順では『風の陣』(全五巻)、『火怨 北の燿星アテルイ』(上下巻)に次ぐ作品となる。以降、『炎立つ』(全五巻)、『天を衝く』(全三巻)と続く。

「2020年 『水壁 アテルイを継ぐ男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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