ドールズ (角川文庫)

  • 角川書店 (1997年8月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784041704066

作品紹介・あらすじ

喫茶店『ドールズ』の経営者・月岡の七歳になる娘・怜は、交通事故で言葉を失い、一方で”人形”に異常な関心を示しだす。巧みな構成と斬新な着想で、恐怖小説の第一人者が贈る傑作長編。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

交通事故で言葉を失った7歳の少女が、異常な関心を持つ人形を通じて事件の謎を解き明かす物語は、巧妙な構成と歴史的な背景が織り交ぜられたミステリーです。恐怖小説とされながらも、実際には心霊やグロテスクな要...

感想・レビュー・書評

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  • 少女怜の中に蘇った江戸の人形師目吉が事件の謎を解くミステリー。
    1.ドールズ/2.闇から覗く顔/3.闇から招く声/4.月下天使

  • めちゃくちゃ久しぶりに再読。目吉先生がなかなか出て来ずウズウズした。

  • 殆ど申し分なく面白い作品なのですがラストの終わらせ方だけにはすこしがっかり感がありました・・・。

  • 感想。恐怖小説というワードがあったので少しびびっていたのだが全然怖くなかった。グロくなかったし、心霊系でもなかったし。どちらかといえばミステリーかな?ミステリー色は薄いけど。
    交通事故に遭った7歳の少女が目覚めると口を聞かなくなり、血圧異常や動脈硬化など身体の異常をきたしその理由を探っていくと、彼女の身体には別の何かがいるのではないか…?となりその何かが何なのか突き止めていくという話。その何かを追う為に調べていく話が歴史的史実なのでその辺、今はスマホでなんでも調べられるから検索しつつほほぅ…となりましてですね。
    画像でみても凄いので実物見てみたいものだと思いましたよ。彼女の中の何かへの謎、彼女を交通事故で引いた犯人についての謎の2点を追いかけるミステリーではあるんだけどその中の何かについての描写がホラーとかオカルトに寄っているので恐怖小説系に分類されているのだろうか?
    怖くはない。全然。この面白さは何処からくるのかな?しっかりとした歴史的描写軽いミステリー色、そして何かが判る迄のその娘の周りにいる人々が感じている恐怖感、その辺りが上手くミックスされているので止まらない感じだったね。
    全5作のシリーズだそうなので続きも読もうと思うけど、レビューを見る限りジャンルが変容していくそうなので25年かけて5冊だして1冊目と5冊目はまるで別物なんだって。2作目は面白いらしいし、とりあえず2と3は読んでその先は考えるって感じでも良いかも。
    1冊目のこの本はとても面白かったのでお勧め。

  • 季節外れの大雪に見舞われた盛岡で、夜間、7歳の少女がひき逃げに遭った。はねられたのは、喫茶店「ドールズ」の経営者である月岡真司の娘・怜。彼女は言葉を失い、一方で“人形”に異様な関心を示しだす。喫煙をはじめとする怜の信じがたい奇矯な行動。さらに医学の常識をこえた不可解な症状が彼女の肉体を襲う。少女の心の闇に何がひそんでいるのか。

  • どうやら少女に霊?が憑依しているらしい、という怖い設定ながら、江戸文化の方に興味が奪われて、いつの間にか憑依は完全に前提条件として違和感なく受け入れてしまっていた。
    この時点で既にこの後に続くシリーズの世界観に取り込まれてしまっていたのだと、後になって気付きました。
    高橋さんといえば東北か江戸のイメージが強かったのですが、今回は珍しく熊本まで手を広げたのですね。氏の知識と取材力なら、もっといろんな地方の伝統を取り上げて欲しいと思います。

  • ホラーか?
    確かに序盤は不気味さがあったけど、正体分かってからはそんなに緊迫感もない。
    目吉が普通にいい人なのが大きいと思う。

  • 高橋克彦氏の著作は、短編をちょこちょこ読んだだけで、初めて長編を読む。

    少女に霊が……というのは「エクソシスト」を意識しているのだろうが、
    それを「生まれ変わり」と結構簡単に納得してしまっているところや、
    意識/無意識の反転をあんなに軽々しく処理してしまうのは、
    大いに不満。
    しかしそれゆえにテンポよく進行する、というメリットも生まれている。
    個人的に熊本にはゆかりがあるのだが、熊本観光も、
    なんでそんなにのんびりしているんだ!? とやきもきしてしまう。
    娯楽小説のいい点と悪い点が同居している感じ。

  • ドールズシリーズの1冊目
    (最近5冊目が発刊されたらしいが
    今は単行本なので我慢)

    個人的には2冊目の
    短編集が1番!
    江戸の古き良き時代の
    考えが現れていて
    江戸言葉で
    犯人に問いかける。
    「おめえさんも・・・」
    ほっこりして好きだった。

    シリーズ全般を通して
    面白い着眼点で
    面白い小説だった。

  • 一応ホラーに分類されるそうですが、ミステリに近いかな??

    江戸時代の人形師が現代の女の子の中に甦るという何とも魅力的な内容。
    いやー、もっともっと掘り下げて欲しかったなぁ。
    でもこのくらいの方がサラリと読めていいのかしら。
    次作もあるみたいなので期待。

  • 田舎、少女、生き人形、甦りの組み合わせが妙になまめかしくて面白い

  • 久しぶりに再読。
    ホラー物はいささか尻込みしてしまうのですが、このシリーズは好きなんですよね。
    ホラーというよりミステリ色が勝っているからでしょうか。
    タイトルが『ドールズ』なだけあって、人形についての蘊蓄等も非常に興味深くて、このシリーズが好きな理由の1つです。
    この1作目で明かされる真実。
    そこへ辿り着くまでの過程にぐいぐい引き込まれます。
    次の2作目からは、あの人の活躍が見れるはず。

  • ドールズシリーズの幕開け。
    今まで2作目以降は読んでいたけど、1作目は読んでいませんでしたが、玲に彼がとりついた経緯もわかり、読み物としても面白かったです。

  • 『霊』とは言わずに、甦りをベースにしたお話です。
    ホラーなんだけどね、怖い話なんだけどね~、でもグロテスクな話じゃなくって、日常でも起こりそうな起こりえるホラーな話。
    きっと映像にしたら、すっごく怖いんだろうけど。。。特に人形がいっぱい現れるところとか。
    でも、最後はちょっとあたたまる感じで、次号に続く。って感じで終わってます。
    これは続きを読むしかないでしょ~。

    人形師の話はとっても興味がでたわ~。
    そういえば、3人娘の水死事件の話って前も本で読んだことあるな~。
    それも人形師の話だったよね。

  • キャラクターが生きてる作品
    現代で、しかも幼い少女の体で生を受けて、少女の目を通して生きていく様子、葛藤がこのシリーズ全体を通して描かれている。それがミステリと上手く融合していて、読み応えがあった。

  • うーん…生き人形に興味が無いとキツイかな。
    作者は読者に知識を与えようと必死なんだけど、無理があるでしょ。
    ラストもなんかスッキリしなかった。

  • ドールズシリーズ第一弾。再読…て20年以上前か!
    交通事故に遭った幼い娘の様子がおかしい…少女の心の闇に何が潜んでいるのか?
    久々に読み返しても、真司(父親)ムカつくが、主人公は伶ちゃんと恒一郎と香雪さんなんで。続きが楽しみ。

  • ドールズシリーズ 1
    深夜の事故・喋らない姪を心配するおじさん・蘇った人形師目吉の登場とルーツを探る面白さ。事故の犯人の焦りはじめた行動に少し不安もあったが途中で怪しそうな人物になんとなく気がついた時 こいつら酷いなぁって思った。子を持つ親なのにさー何やってんのアンタ達・・・。
    蘇りを信じますか。オカルト風で少し強引すぎる成り行きなのにユニークな登場人物たちのおかげで後味スッキリ。目吉のファンになっちゃったよ。

  •  ドールズシリーズ記念すべき1弾(購入は中央文庫版…画像がなかったのでこちらで登録)4作目が出ているとのことなので、1作目画像もありそうなものだが。

     悪魔のトリル、ドールズ、で高橋克彦ファンになり、この後、次々と購入することになった。
     ドールズ…このホラーサスペンスはおもしろい。ただ、少々キツイ。

  • 長年迷いに迷って漸く読んだ作品。
    こういうテイストの作品、好きだなぁ。
    もっと早く読めば良かったと後悔。

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著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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