ドールズ 闇から招く声 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2004年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784041704240

作品紹介・あらすじ

8歳の少女・怜の意識の中に甦った江戸の天才人形師・泉目吉。怜の行く先々に置かれた人間の手首や犬の生首。身も凍る連続猟奇殺人事件に泉目吉が挑む! シリーズ随一のサスペンスに溢れた傑作長編。

みんなの感想まとめ

連続猟奇殺人事件に挑む天才人形師が、現代の少女の意識の中で甦るという独特な設定が魅力の作品。江戸情緒を背景にしつつも、スプラッター描写や陰惨な事件が展開され、読者を引き込むサスペンスが際立っています。...

感想・レビュー・書評

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  • 江戸情緒はどこへやら!?
    前作にないスプラッター描写に目が点。
    どなたかの感想にもあったけれど、この内容ならば目吉センセーでなくてもいいような…。
    江戸情緒を絡めつつの展開であればいいのにと生意気にも思った。

  • シリーズ第三弾は長篇。
    目吉センセーの存在にいつの間にか違和感を感じなくなり、むしろ鋭い観察眼と冷静な判断力で事件解決の主役を担うヒーローになってきました。
    現実にはあり得ない程の陰惨な事件なのに嫌悪を感じず読めるのも目吉センセーの存在と、花見コンビも含めたチームが見せる連帯感の根底にある真っ当な正義感によって緩和されているからだと思う。

  • ドールズシリーズの3冊目

    これは短編集では無く長編となっている。
    3作目ではほぼほぼ江戸時代の
    <s>おっさん</s>センセーの目吉が
    「あっしが思うに・・」等々出番が多い。

    しかし・・・転生や輪廻があるって信じたい。
    って言うか信じると少しだけ死が怖くなるなぁ~

    そうは言っても
    転生先が子供の身体で残忍な殺人を・・・と言うと
    何か残酷。
    でも、今世で悪いコトしたら
    次に人間に生まれ変われない。
    って小さい頃聞いたけど・・・

  • 人形、お好きですか?
    江戸末期の人形師、泉目吉の黄泉がえり、じゃない、
    蘇りものです。

    「闇から覗く顔」は短編で「闇から招く声」は長編。
    続編の続編が出ててちょっと得した気分☆

    昭和ミステリって脇ががっちり固かったよな・・・と
    しみじみ。
    最近ホームズとワトソン以外は紙人形、みたいなの
    多いからなあ。。。。

    でもさらにこの次はいつ出るんだろう・・・?
    っていうか出るんだろうか・・・?
    高橋克彦って幾つだっけ・・・?

  • ドールズシリーズ3作目。

    1作目に感じたワクワクが2.3冊目では余り感じられず、少し残念。
    今回は猟奇的な連続殺人を目吉センセーが解決するという、まぁ詰まらない訳ではないのだけれど、これ目吉センセーじゃなくても良いんじゃないかな?という作品。

    まだシリーズは続くみたいですが、私はこの巻までで良いかなぁ。

  • 目吉センセー、ちょっとスプラッタが過ぎるかなぁ

  • 再読。
    前作は短編でしたが、こちらは読みごたえのある長編。
    再読と言えどもいきなりグロテスクな描写に若干怯みつつ、面白さの方が優に勝り読了。
    陰惨な話にも関わらず、それだけで終わらせないのがドールズシリーズの良いところ。
    二転三転する展開にハラハラドキドキさせられます。
    得体の知れない怖さといいますか、、、再読で結末知っているからこそ、初読では感じなかった別の怖さがあったように思います。
    そしてやっぱりセンセーの存在も大きいですね。
    最後のセンセーのお言葉はぐっときました。

  • 本棚整理のため再読。

    ドールズ・シリーズの第3巻になります。
    少女に転生した江戸末期の人形師とその周りの大人たちが、バラバラ死体事件に巻き込まれ解決していくお話です。

    この方の作品はどれも面白いんですが、一方で、文章は私に合わないらしく、時々苦手です。登場人物の知識のひけらかし方が癇に障ることがあります。
    この作品は以前読んだ別の作品ほどは酷くなかったのですが、それでも時々いらいらすることがありました。

  • 「ドールズ」シリーズ第3弾。長編。お化け屋敷で本物の死体を発見し…。冒頭からかなりのスプラッタで今回はあまり江戸関係なく、センセーと転生についてかなあ。相変わらず真司(父親)がムカつく。(ラストにはマシになったが)犯人との対決は緊張だが、途中が長かった…

  • ドールズシリーズ 3
    お化け屋敷で本物の死骸を発見した目吉先生とおじさん。そこから連続猟奇殺人へと繋がっていく事件性の高い内容と思いがけない犯人像とで背筋がゾクゾクする展開となっている。不気味な親子の登場で予想してた犯人とは違う人物が浮かび上がってきたけれど 病んでるなぁ犯人と思っていたんだが・・・・・。
    怜と目吉先生の意識の行き来も簡単にできるようになってるなぁ。
    今回も大活躍だったな。目吉先生とおじさんの関係はいいよね。怜の自分勝手なパパがようやく許せるような人物になってきた。

  •  ドールズシリーズ3弾。続編が刊行されていることを、ブクログのレビューにて知る。次回購入予定。
     しかし、新しい作品を読むにあたっては、前3作を再読せねば…。が、ドールズ、おしなべて長い。
     第1作は衝撃の内容。悪魔のトリル読後、ドールズを持って愛読者となる。かなりスプラッタな場面は文字だからガマン。
     今回、ブクログに登録にあたり、解説に目を通すと、先日(2011.10月)読了の岡本綺堂作「半七捕り物帳」から都築道夫氏を経ての作家人生だったことを知る。本はやはり紙で、そして、愛読書は再読するものと再度認識。
     自分の本の好みがバラバラであるようで、どこかつながっていることが楽しくなった。

  • 2011/9/22に月下天使の文庫版が出るので再読。
    お父さん成長した!反面、怜はあんまり成長してなかった…!
    犯人と目吉センセーのやりとりに、再読でもドキドキヒンヤリさせられます。

  • 小学生の少女に江戸の人形師目吉センセーが乗り移った推理小説のシリーズ第三作。盛岡を舞台に猟奇的な連続殺人事件が次々と起こるが、目吉センセーの推理で犯人を追いつめていく。意外な犯人には人知れず深い闇があった。
    目吉センセーものにひかれて手に取ってみたが、あまりに凄惨な事故現場の描写と性格が歪んだ犯人像のために、あまりすっきりしない読後感。

  • 凄惨な描写のプロローグから始まる、目吉センセーシリーズ第3弾。
    現代に甦った「あの」殺人鬼と目吉センセーの対決が見ものです。


    【収録内容】
     プロローグ
     隠れ鬼
     悪魔
     哄笑
     地獄絵図
     快楽殺人者
     地獄の蓋
     対決
     エピローグ
     <解説>東雅夫

  •  少女の中によみがえった江戸時代の人形師が解く謎。
     
     とってもスプラッターな長編です。
     でもって、おおおっとそのオチはOKなのかぁと思わない部分もなくないけど、もうそういう小さいところはどーでもいいやって、ブルトーザーのような小説ww
     少女が少女の意識の時はもてあまして、人形師のときは頼りにする、まわりの大人の右往左往がなんだかほほえましいのです。
     そして、最後の1行でねぇ、やられました。ほれました。
     つか、この1行のための「ドールズ」と、「ドールズ 闇から覗く顔」であったように感じます。
     よかったよ。
     
     と、智内兄介の表紙が、やっぱり魅力的です。

  • 長編!!でも説明もくどくなく次は次はとドンドン話が進んでいく。ただセンセーと戸崎先生以外はヘタレでイライラした。
    しかしセンセーはかっこいい!現代口調のなかふと江戸口調?がなんともいい。

  • これは多分、今のところシリーズ中一番ホラーという言葉が合っていると思う。
    ここまで描写してくれると、中途半端にされるよりは気持ちがいい。
    面白いです。

  • ドールズの続編。
    おっさんと共存しているからこそ起こる,様々な事件を短編で描く。
    前作みたいな,どうなるか分からないというハラハラ感はまったくない。
    おっさんがいるからこそ事件は解決できる,というきまった形式の小話的なものばかりなので,そういった意味で安心して読める。

  • 高橋克彦ドールズシリーズ第三弾。
    少女・怜とその叔父・恒一郎が今度は猟奇殺人事件に遭遇!
    お化け屋敷で本物の死体を発見してしまった恒一郎の元に犬の生首が届けられ、
    さらには彼らの回りで新たな殺人事件が起こってしまう。
    そして"センセー"の前に現れる、シリーズ最悪の難敵……その正体とは!

    ホラーなんだかミステリーなんだかサスペンスなんだかよくわからないっていうのが一点。
    前作までにあった「江戸情緒」がほとんど失われてしまったというのがもう一点。
    残念な部分がいくつかあるので星はひとつ減らしましたが、今作も大変おもしろかったです。
    ラストシーンにおける"センセー"の最後の一言が、この作品、と、いうよりも。
    このシリーズの肝なのだなぁと思います。

  • 2008.07.22.読了。

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著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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