私の骨 (角川文庫)

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著者 : 高橋克彦
  • 角川書店 (2007年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041704257

私の骨 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 7つのホラー短編集。

    最後の話だけ、どこかで呼んだ事があります。
    人間の情を使ってる、と思うと、それはそれで
    ぞっとするものがあります。

    最初の話は、最後を知ってしまえばやるせないものが。
    親として、子供に出来る事はすべてしたいものですが
    他から…と考えると躊躇してしまいます。
    けれど、それを超えてもしてしまうのも、親の愛。
    厩、の屋号の意味が気になります。

    ぞっとしたのは6つ目の話。
    ひとりひとり、百物語のように語って行くのですが
    それだけでも怖い。
    こう話が進んでいくと、人よりも見えないものの方が
    怖いもの、として認定してしまいます。
    なのに、落ちで人の心情の方が怖くなってきました。
    知らない方がよかったのか、知った方がよかったのか。
    究極の選択、を突きつけられた気もします。

  • 面白かった。
    怖かった。

    何を間違ったんだか寝る前の一冊にしてたんだけど…ほんと、夢見悪かった。
    でも、高橋克彦好き。

  • 短編集。色んなタイプの怖い話が7つ。妖怪とか幽霊も怖いけど人間のが一番怖かった。 「座敷牢」って実際に見た事は無いけど何か怖い。その中に和服の女性が居たら怖さ倍増。この本には出てないけど「土蔵の蔵」も何か怖い。でも「土蔵の」が無かったら意外に平気。 

  • 第6話『おそれ』。死に纏わる百物語。それでは私も一席。学生時代、友人の住むアパートに向かう道すがら異様な一軒家に遭遇する。全ての雨戸を閉め切り外から板を十文字に打ち付けていた。何かが這い出て来るのを防ぐかの様に。その夜そのネタで怪談をでっちあげ酒の肴にした。後日、別の友人とその界隈をぶらついていた時、怖がらせようと思って、その家を探したが見つからない。すると、ふと線香の匂いが。匂いを追って進むと取り壊された家の跡地が現れ、玄関のあったと思われる場所に卍を刻んだ石塔が立っていた。線香の匂いは ((゚m゚;)

  • 久しぶりにホラーを読んだって感じ。心理描写がうまくて、ゾッとしました。

  • 怪奇伝承、ミステリ、東北。旅や入院生活での読書にはうってつけ。「怪奇」の中には、はっきり超常現象に起因するものもあれば、人間の心理的に起因するものもある。ミステリのトリックを楽しむなら断然後者ってことになるのだが、そういうのは本来の怪奇好きにはいらない要素なのかも知れない。両者が混じっている短編集であるところが、好みを分散させてしまうかも。

  • 表題作をはじめ、どの短編も違う世界があって面白い。同じ作者の作品ってどうしても似た香りがするけれど、この方はそれもいい味になるので、おススメ。歴史、幽霊、どんでん返しと、一冊でのエンターテインメント性は随一。

  • 「私の骨」、「ゆきどまり」、「醜骨宿」、「髪の森」、「ささやき」、「おそれ」、「奇縁」の七編収録の短編ホラー。


    ホラーとはいっても一概に

    「どんなことをどんなものを怖いか?」

    それは異なるであろうが、

    この作品は

    杞憂、存在しない、憎しみ、隣人恐怖

    から成り立っていると感じた。


    「見えないものが見えてしまう」
    これは霊感を一般は表すだろうか。

    しかし「見えないもの」とは一体どういうことだろう?


    生活の中の一角に

    「あれ?変だな?」
    そう感じても違和感程度を深く追及する事は珍しいだろう。

    日常の会釈の中で

    自分を否定される目や言葉、態度を
    見たことはないだろうか?

    あるいは咄嗟的な殺意でもいい。

    ブラウン管に映る事件等は
    それをあくまでシニカルに情報として発信している。

    それを情報とし暮らしを見直すのもあるだろう。



    案外、「気づいているかどうか」ということなのだ。

    怪奇現象はともかくとし

    「見えないものを見ようとする」
    あるいは
    「見えてしまう」

    心理の底にあるものが
    必ずしも見えることがいいことかは図れはしないが。

  • 短編集。ホラーってこういうものだと思う。幽霊が出てドロドロになっていくのがホラーじゃない。「おそれ」や「奇縁」が好き。

  • 言いようのない、恐怖感。
    読んだ後の後味の悪さ。
    怖い。

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