kaizenさんの感想
2012年1月8日
紫式部を勉強したい国文科の3年生が主人公。 山村美紗も京都を中心にした文化に興味があり、 小説家志望というところまで似ている。 古文書をめぐる疑惑など、京都ならではの物語。 紫式部日記絵巻があることを本書で知りました。
山村美紗 京都府京都市生まれ。京都府立大学文学部国文科卒業。教師として教壇に立つかたわら、一九六七年ごろから執筆活動を始め、テレビドラマの脚本などを担当。七〇年「京城の死」(『愛の海峡殺人事件』と改題)で江戸川乱歩賞候補になる。七四年『マラッカの海に消えた』で本格デビュー。八三年『消えた相続人』で日本文芸大賞受賞。九二年に京都府文化賞功労賞、京都府あけぼの賞受賞。九六年九月没。 「2022年 『在原業平殺人事件 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」