千葉周作 上 (角川文庫 つ 4-14)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041713150

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  • 千葉周作は 天性の勘のよさがあり、
    柔軟だった。
    間違いを指摘されれば すぐさま訂正する。

    それにして、6尺もあった というから
    背が高かったんですね。
    相撲さんといわれるほどだった。
    にもかかわらず 身体が柔らかく 器用だった。

    とにかく、稽古が好きで
    理詰めの剣に徹する。
    負けたときのほうが 学ぶことが多いとおもっている。

    池波正太郎の 時代物と 津本陽ではかなり違うね。
    雰囲気が。
    女の子との関係。
    試合のときのシーンなど、どうも、津村陽のほうが
    剣道用語を 使い過ぎかもしれない。

    恵まれた環境を 拒絶して 剣を普及する道にいこうとする
    千葉周作。
    さて、下巻は どうなるのか。

著者プロフィール

1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。78年に『深重の海』で直木賞受賞。その後、織田信長を描いた『下天は夢か』がベストセラーになる。95年『夢のまた夢』で吉川英治文学賞、2005年菊池寛賞受賞。1997年に紫綬褒章を、2003年には旭日小綬章を受章。剣道三段、抜刀道五段で武術全般に造詣深く、剣豪小説をはじめとして多くの武道小説を執筆。2018年5月26日逝去。著書に『明治撃剣会』『柳生兵庫助』『薩南示現流』『雑賀六字の城』『修羅の剣』『大わらんじの男』『龍馬』など多数。

「2022年 『深淵の色は 佐川幸義伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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