武神の階 下 (角川文庫 つ 4-31)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041713334

作品紹介・あらすじ

上杉の名跡と関東管領の重職を継いだ政虎(のちに輝虎、謙信)は、正義実現と秩序回復の理想に燃えて関東を席捲した。領土拡大を阻まれた北条氏は武田信玄と結んで謙信に対抗、関東を撹乱する。今川氏没落を機に成った"越相同盟"も束の間、謙信の関東経営は泥沼化してゆく…。辞世は「四十九年、一睡の夢」。厚い信仰心と緻密な戦術で、生涯百戦して不敗。大志半ばに倒れた清廉の英傑・上杉謙信の実像に迫る津本歴史文学の代表作。

感想・レビュー・書評

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  • 淡々とした歴史小説の文章で、登場人物の主観があまりないけど、
    上杉謙信の魅力がたっぷり。景勝へ大名の心得を教える下りは読み応えあり。

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著者プロフィール

1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。78年に『深重の海』で直木賞受賞。その後、織田信長を描いた『下天は夢か』がベストセラーになる。95年『夢のまた夢』で吉川英治文学賞、2005年菊池寛賞受賞。1997年に紫綬褒章を、2003年には旭日小綬章を受章。剣道三段、抜刀道五段で武術全般に造詣深く、剣豪小説をはじめとして多くの武道小説を執筆。2018年5月26日逝去。著書に『明治撃剣会』『柳生兵庫助』『薩南示現流』『雑賀六字の城』『修羅の剣』『大わらんじの男』『龍馬』など多数。

「2022年 『深淵の色は 佐川幸義伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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