- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041716014
感想・レビュー・書評
-
乳ガンを患いながら念願のニューヨークへ移住し、最期までジャーナリストとして生きた千葉敦子さんのエッセイ。
とにかくエネルギッシュ。常に刺激や変化を求め、予測出来るような毎日は耐えられないという千葉さん。40年前にフリーランスのジャーナリストでいて、本を何冊も出版するような才女。
ガンが進行し思うように身体が動かなくなった時も、僅か3年しか住んでいないニューヨークであるにも関わらず、近所に頼れる友達が20人以上いたというコミュ強でもある。
この時代の女性が好きなように生きることの意味を想像すれば、本には描かれていない数え切れないほどの困難や悔しさがあったことと思うけど、それを見せない強さを感じた。ひたすら自分を鼓舞し続けているイメージ。
何もかも自分とはかけ離れていて、凄いな、こんな人もいるんだなと思いながら読了。
芯のある素敵な女性だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本の整理をしていて、出てきたので再読しました。
読むと生きる力をもらえる感じ。 あと、ちゃんと生きているか?と怒られている感じ。
もっとしっかり生きなければ、、と思いました。
再読了したのが、2013年7月9日だったのですが、 最後に千葉さんの紹介で亡くなられたのが7月9日 だったので、少し驚きました。 -
自分とは全く正反対のヒト。
常に何かのために動いていないと落ち着かない人なのかな。この人の行動力は凄い思うけど、自分で増やした問題に苦しんでいるのが、理解できない。
ただ、楽しみながら一生懸命生きているのが伝わってくる。私は絶対こんな風には生きられない。 -
がんで亡くなったジャーナリストのエッセイ。
仕事がら、がんの方の本を手にすることは多いけど、この人のは一風変わっている。
乳がんが再発してからのNY移住など。
世代なのかもしれないし、キャラなのかもしれないけど、
必要以上に世の中と戦ってる感があって、読んでいて疲れることもあるけど、
勇気をもらうこともある。自分の道に迷ったら読みたい本。