無印OL物語 (角川文庫)

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  • 角川書店
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本棚登録 : 466
レビュー : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041717035

感想・レビュー・書評

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  • 274

    いろんなはたらくおんなのひとのおはなし。
    メヒコでゲットした本。

    群さんのエッセイがけっこう好きなんだけど、もんくを言う系のエッセイは苦手で、それがまるっと小説になりました、という感じのこの本も正直好きにはなれなかった。
    最後に「この本を読んで溜飲をさげるひともたくさんいるだろう」というような旨のことが書評として書かれていて、わたしも社会に出たら、この本を読んで「そうそう!」ってなれるのかしらんって思ってみたり。でもそんなの悲しいなって。だって、よい職場環境じゃないってことでしょ。
    人間関係が悪くても、それは相手のせいでも自分のせいでもなく、それぞれがもつ”文化”が違くて、自分がたまたまそれに慣れていないだけだ、って思えるような人でいたいなー、と思うのは社会にでていないドリーマーの
    考え方でしょうか。

  • エッセイの多い作家だからエッセイだろうと手にしたら、小説だったという本。とろくてミスばっかりしている先輩の尻拭いばかりしているのに、なんで給料は半分なんよ-!というような小説がズラズラと。

    エッセイちゃうんかい…で、短編かい。
    全体に、雑誌のワンコラムで単発で読むような小説で、並べてしまうと今ひとつ印象に残らないのがこの手の短編。変にテーマを決めずに、家族の話とかと混ざってたら映えると思うんだけど、1980後半~90年代初頭の編集は、まとめちゃうんだよね。

    おそらく私小説的な側面が大きく、ほとんどが作者自体の愚痴なのであろうということも透けて見えてしまい、よくまあ次から次へと愚痴を集めたもんで、と思ってしまう。ただまあ、この手のに多い下っ端から上司にキレる視点ばかりではなく、中間に挟まってみたりする(上司視点は無い)あたりは、読めるところだと思う。

    ただ、この中の1本とは言わず何本か組み合わせた状態で、中編くらいにはしてほしかったな。オチが落ちる前に終わってしまうのはナントモ。

  • 最初に『無印良女』を読んだ。結構面白かった。そのあと、たしか『無印おまじない物語』を読んだ。ふーん、だった。そしてこの『無印OL物語』で、もういいや、になった。まあ、20年も前の良女たちに受けたネタだからぁ〜。今読んでもおもしろい!のわけ無いんですけどね。おしまい。

  • 大量消費大量生産時代の真骨頂。
    表紙デザインからしてもはや懐かしきイケイケの香り。
    とはいっても、内容は現代に十分に通用したり。
    こんだけサクっと書きなさる群氏はすげえよ。
    「誰でも楽しく読める」「売れる」というある意味重要なことを心得ているあたり、高橋留美子的。

  • 田辺聖子さんより少しクール。

著者プロフィール

群 ようこ(むれ ようこ)
1954年、東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。広告代理店に就職するが半年で退職。6回の転職を経て「本の雑誌社」に事務職で入社。やがて本名で『本の雑誌』に書評を執筆しはじめ、1984年『午前零時の玄米パン』でデビュー。同年退社し、作家専業となる。
代表作として映画のために書き下ろした『かもめ食堂』、ドラマ化された『パンとスープとネコ日和』など。

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