無印結婚物語 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 377
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041717042

作品紹介・あらすじ

有利なチャンスをつかもうと挑んだお見合い結婚。”愛の力”を信じて決断した恋愛結婚……小さなやすらぎと大きな不満が錯綜する”結婚”という十二のドラマチック・ストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • どれも心の中で爆笑しながら読んだ。
    特に、念願の美人の受付嬢と結婚した夫の話は笑った!「シスター」の話もお気に入り(^-^)
    奇想天外な結婚生活ばかり登場してきて、共感できるものはなかったが、他人事だから面白く感じたのだろう。当人だったら、笑えないかも!

    • もちっちさん
      無印ってあの無印かと思ったらちがいそうやね(笑
      無印ってあの無印かと思ったらちがいそうやね(笑
      2022/03/17
  • 結婚をした人、もしくはそれを間近で見ている人視点で、生活の様子を描き出している短編集。ちょっと気分が落ちる出来事があったため、何も考えずに笑える小説を探した結果、この作品を購入。

  • 結婚がゴールではないことを物語っているような短編集
    ずいぶん以前に発刊されたものだけど、今でもどこかで起こっていそう
    ちょっと重めの著書を読むことが続いたので、この著書はサクッとスキッと読めました

  • 映画「かもめ食堂」を観て感激して、その原作を読んでなんて心の晴々とした作品を描く人なのだろうと思っていた。
    その延長を期待して読んだこの作品はなんと私が感じるに「かもめ」とは正反対な鬱屈した後ろ向きのどんよりとした作品なのだろう。
    色々な結婚をそれぞれパートナー自身の目線で描いているが、すべて将来の展望が開ける結末とはならない。
    不満がある。パートナーに、義理の親に。だが別れる事なくこれからも結婚生活を続ける。そんな話ばかりだ。
    ふとこの流れ、「かもめ」の爽やかさからどんよりいじけた雰囲気に変わったこの流れは最近益田ミリさんの作品で味わったものと同じ流れだ。
    「僕の姉ちゃん」シリーズで男女の油断ならない関係や自分を取り巻くイヤ〜な大人社会を大胆な割り切り方で躱して力強く前向きに生きる「姉ちゃん」を描いていた著者益田ミリが一変「すーちゃん」」「どうしても嫌いな人」では周囲の不快さに潰されそうないじけた主人公を描いている。最後まで読んだら自分まで同じようにいじけた気持ちになってしまいそうで途中読むのをやめようかと思ったほどだった。

  • 群ようこさんはいつ読んでもスッキリする

  • 結婚の現実ってこんなものなのだろうか…ちなみに群さんは未婚。

  • 12話の短編集。
    おもしろかったです。

    むかつく姑や夫も出てくるし
    かわいい夫婦。仕方ない嫁。
    めんどくさい夫。
    結婚っていいのか悪いのか。。
    人それぞれだなぁ。。

    『勝手にどうぞ』のシスター、
    おもしろすぎ。
    『夫婦は続くよどこまでも』が
    ほのぼのクスクスで1番好きだったかなー

  • 今も昔も、揉める本質は変わらないなあ

  • 12話の結婚生活についてのことが書かれている短編集です。
    よくテレビで流れる新婚生活で騙されたような再現ビデオを見ている気分でした。
    遺伝子の不思議が一番穏やかで好きです。
    世代が違うので例えが理解できなくてその場で笑えないのが少しさみしかったものの、調べて見て「あぁ、これか!」と一人で笑ってしまいました。大木凡人さんや、カリメロ、三波伸介さんなどなど…
    それから「親子の異常な愛情」は、腹正しかったですね。題名の通りマザコンの話ですが、最後にガツンと言って離婚してくれたら私もすっきりしたのになぁなどと考えてしまいます。

  • 結婚にまつわる短編集。
    えー、こんな旦那さん、姑いやだー。こんな嫁いるか?等々、面白おかしく展開される話を複雑な気持ちで読んだ。
    いやはや、結婚って大変ですなぁー。

    2013.8.10

  • 短編でおもしろく、読みやすかった点では星5つです。
    結婚生活、主にいろんな夫婦が登場しますが、読んでるといろんな人の結婚生活の話を聞いてるみたいで、とても楽しかったです。

    ただ、ちょっと昔の本なので、現代の結婚の実情とはちょっと違いがありますが、結婚ってなんだろうなぁと笑いながら考えることができる本だと思いました。

  • (2013.1.18再読)
    結婚にはいろんな形があるなぁ。
    ここに出てくる人は、ちょっと極端すぎる気はするけど。

    唯一、いいなあと思えたのは「夫婦は続くよどこまでも」の
    両親かなぁ。
    あんなふうになんだかんだ言いながらも末永く続いていけるといいな。

  • 1997年3月3日読了。

  • 無印シリーズは母が好んで買っていたけれど、いつのまにか私がはまった作品。

    切れのいい口調と、状況の表し方がとても好き。
    リアルかそうでないかは置いておいて、結婚ってこんなもんだと妙に納得しそうになる。

  • 本当に面白い。読み損はしない。

  • 再読。
    相変わらず面白い。

  • 短編なのですらすらと読みやすい。あるある いるいると身近な感じ。結婚感も人それぞれあるから、まぁ だいたいが何となくとちょっとしたことに幸せを感じていること。。それとさけれない嫁姑問題。。
    新婚さんやこれからのひとにはあまり気をはらずこんなもんかとよめるのでは??

  • 何度も読んでいる本。
    あるある!いるいる!と共感。

  • 2に近い☆3
    短編集。相変わらずざくざく読める。図書館で借りて正解だと思った。

  • 群ようこのヒット作「無印シリーズ」の第何号・・・かは、知らん。知らんけど、こいつはそこそこに面白い。群さんは、本の雑誌関連、目黒考二さん関連から知って読み始めたけど、途中でサイバラとの共著に出会ってしまって、そこでもう一歩ハマってしまったのです。この本は短編集です。最初のお話で、これわ群ようこ自身のことを書いているのだろうなぁ、とか思っていると、これが全くのフクション、つまりは小説であることが、二話目ですぐわかる。でも、なんとなく近いとこいってるんだろな。キット群さんの経験談に近いものも含まれるんだろうなぁ。とにかく男と女の、嫁と姑の、夫と妻のことについて、面白おかしく、だけど厳しく激しく書いている。結婚を考えておられる方。特に女性の方は、ちょっと読んでみるといいかも。でも、どういいのかは、読んだ人の責任っつーことで、ひとつよろしく。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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