飢え (角川文庫)

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感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041717134

感想・レビュー・書評

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  • 林芙美子の「放浪記」やら、他の作家が彼女について書いた本を引きながら、
    林芙美子の人となりを紐解く。

    男に対して媚を売るのを極端に嫌う(盗みをする方がまだマシと思っている)のは、
    信じていた最初の男にこっぴどく裏切られたからだろうな。
    日本各地や外国まで放浪の旅をした芙美子。
    こういうことができる人は(心身共に)帰れる場所があるからなんだと思う。
    彼女にとってのそれは母親だった。
    時には母娘ではなく、対女としてけんかしながらも面倒を見続けたのは、
    子供の頃に受けた愛情をずっと覚えていたから。
    晩年はかなり自己チュウで嫌な性格だったようだが、
    母を亡くして自分を縛るものがなくなり、タガが外れたのかな?

  • 林芙美子さんのコトを群さんがどう思っているのか、の感想文。残念ながら放浪記を読んでおりません。なので、林芙美子さんの人物像は群さんの本で知りました。更に残念ですが、林芙美子さんの人生に共感できる部分が無いです。波乱万丈な人生を送った人で、逆に考えると、一般的にあれほど凝縮された面白い人生って無いかもしれないですね。

  • 友達から借りた本。
    群ようこのどことなしか突き放したような文章が、いい具合に林芙美子を愛らしい存在にしていると思う。
    もし群ようこが林芙美子への愛に溢れまくっていたら、この本も林芙美子の事も多分好ましくは感じなかったと思うから。

  • 林芙美子の放浪記を自分の体験を追想して書いてるので
    わかりやすい。


    林芙美子と群さんの観察力は鋭い。
    そして、人間臭くて面白いと思う。

    放浪記読んでみたい〜。


  • 私生児、貧困、母との絆、義父、行商、女工、失恋、夢、結婚、震災、戦争、パリ、養子、死。明治36年に生まれ、母と共に生家を出た7歳の時から、『放浪記』がベストセラーになる26歳まで、尾道、東京で極貧の放浪生活を続けた作家林芙美子。文学への憧れと母娘の愛を糧に生き抜いたその劇的生涯を、人生のテーマごとに現代の人気作家がたどる全く新しいタイプの興味つきない人物エッセイ。

  • 【内 容】
     私生児、貧困、母との絆、義父、行商、女工、失恋、夢、結婚、震災、戦争、パリ、養子、死。明治36年に生まれ、母と共に生家を出た7歳の時から、『放浪記』がベストセラーになる26歳まで、尾道、東京で極貧の放浪生活を続けた作家林芙美子。文学への憧れと母娘の愛を糧に生き抜いたその劇的生涯を、人生のテーマごとに現代の人気作家がたどる全く新しいタイプの興味つきない人物エッセイ。

    【感想&思った事・・・】
     林芙美子氏の『放浪記』の一説や内容が至箇所に抜粋されていたり、引用されていたりするんだけど・・・、私、林芙美子さん知りません!!そして、『放浪記』あまり、読みたいタイプの話でもありません。。。では、何故、この本を購入して、読むに至ったかと言うと・・・たまたま、大量買いした文庫本の一冊に入っていたからなんです。(詳しくは、http://blogs.yahoo.co.jp/awordspokenispastrecalling00/9835305.html に。)どうやら、タイトルに惹かれて購入したらしい・・・自分。。。たまに、何購入したのか、把握できていないんだよね。。。前日に購入したのに。。。
     さて、この本。『放浪記』を事前に読み終えていたら違う感想を持った事に違いないが、人にお勧めする一冊ではないなと。あと、表紙との絵と内容が合ってない!!不自然だわ。。。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2021年 『咳をしても一人と一匹』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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