二人の彼 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041717158

感想・レビュー・書評

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  • 色んな年齢の女性の日々や恋愛の短編集。
    呆気にとられてしまったり、ふふっと笑ってしまったり、妙に納得してしまったり、ドキッとされられたり…
    群さんの小説は読むと気分が軽くなる。
    つまらないことでクヨクヨするのが、なんかしょうもなく思えるというか…

    2014.5.17

  • 特に深いオチがあるわけではなかったけど、読んでて顔がニヤっとしてしまうような、ほのぼのとした短編集。

  •  全体的に女性の視点から描かれた日常という感じで、大事件も、どんでん返しも、奇想天外な結末もありません。新聞の投稿欄にでも出てきそうな話をふくらませた…という感じと言えば伝わるでしょうか。私が男なので、視点が女性いうだけで多少の新鮮みはありますが、それだけです。

     その中で、私が激しく共鳴した一文を紹介します。「兄の結婚」の中で、結婚の決まった息子のフィアンセに、意味もなく嫌悪感を抱く母親。その母親に、妹が訊ねる場面。p.171です。
    「どういう人ならいいと思うの?」
     こっそり聞いてみた。
    「そんな、どんな人がいいなんて……」
     母はいいよどんでいたが、
    「そうねえ、松たか子ならいいかしら」

  • 図書館で借りた。
    いろんな彼のお話。
    短編集

  • 電車の中で軽く読むには丁度良いです。

    本人にとっては、大問題だけど、他人からみたら些細なことを書いた短篇集。

  • どこにでも「困ったさん」ているもので、その個性とどぉ上手く付き合うかがカギ。

  • あるんだよなぁ、こういうの・・・
    日々の暮らしで生まれる喜びや悲しみ、怒りに楽しみ・・・。
    ささやかだけれど大切な、人々の<想い>をふんだんに詰め込んだ、誰もがうなずく10の物語。

  • こんな人いるね…って思いながら読めて楽しかったです。
    気軽に読めて、ちょっと同意するところもあって。少し時間が空いたときに読める本です。

  • さらっと読める群ようこさんの味が出ているお話。こんな人いるよなぁと思いながら読めます。

  • 「天童よしみストラップ」とか「ガングロ」とかいう単語が出てきて笑ってしまった。
    新しく出た本かと思ったら、平成15年発行だったらしい。
    通りで色々と違和感があるわけだ。
    それでも群ようこの作品はいつもと同じ安定感、悪く言えば平坦さがあって、たまに無性に読みたくなるのよね。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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