遠い海から来たCOO (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.68
  • (65)
  • (67)
  • (122)
  • (13)
  • (1)
本棚登録 : 808
感想 : 96
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041736067

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 海岸の堤防で寝転んで読みました。

    静かな波の音の向こうから、
    COOが顔を覗かせてきそう。

  • クーが大好きで保育園の頃ビデオで何回も借りてもらった。
    中学の図書館で本を見たつけたときは鳥肌が立ったし、卒業する頃には貸し出しカードが一杯になるくらい借りていた。
    大人の事情があるらしいみたいだけれど、DVDにならないのが残念で仕方ない。

  • 小さい時、映画で見たことのある作品。
    ひょんなことから、恐竜を拾って育てるなんて
    幼心にとても憧れだったー!永遠の夢だとおもう。
    お話はあまり良く覚えていなかったけど、
    クー!っていう鳴き声は今でも覚えてる。
    また見たいなぁなんてぼんやり思っていた作品。
    なんと直木賞受賞作品だったなんて!
    早速図書館で借りてきました。わくわく

    プロローグ、一気にひきこまれる。
    情景が、映画のように浮かぶ。
    どきどきわくわくはらはら。

    後半の冒険のあたりは読みづらかったけど、
    でも、前半本当に秀逸。
    田辺聖子の解説にあるとおり、抵抗しがたい感動。
    私もクーに会いたい!!!

    ストーリーはドラえもんに近いけど、
    でもいいの、面白いんだもの。

  • 初めて読んだのは多分小3。読むのは3回目。かなり久しぶりに読んだのでおぼろげにしか話を覚えていませんでしたが、やっぱり好きな一冊でした。
    洋介も、徹朗もキャシーもトニーもみんな好き。
    そしてやはりcooの可愛さが、映像はないのに自分の中で膨らんできて…読みにくい部分もあるけれど、沢山の人に読んでほしい物語。自然と人間の共生について、権力について…でも、本当に好きですこれ。
    映画とアニメ?があるみたいだから探したいな。

  • 先日、読み終えた『イルカの島』に続く海洋モノ、、、
     「景山民夫」のファンタジー作品、
        『遠い海から来たCOO』を読みました。

    六千万年以上も昔に絶滅したはずの水棲恐竜プレシオザウルスの子を、偶然、発見した少年「洋介」と奇跡の恐竜「クー」との触れ合いと成長を中心に描いたファンタジーなのですが、純粋なファンタジーの枠に留まらず、フランスの核実験などに絡む冒険小説的な要素を併せ持った、なかなか楽しめる作品です。

    軍事には素人の親子が、「クー」を奪おうとするフランスの特殊諜報機関を、知恵と工夫と勇気ある行動で撃退する場面等は痛快で、本格的な冒険小説としても楽しめます。

    実は本作、刊行直後の約20年前に読んだことがあるんですよね。

    大まかなストーリーと、当時、やたらと感動したこと… くらいしか覚えていなかったんですが、、、
    同じ物語なのに、またまた感動させられてしまいました。

    -----story-------------
    「小畑洋介」12歳。
    海洋生物学者の父「徹郎」とフィジー諸島のパゴパゴ島に移り住んで3年になる。
    洋助はある朝、通学の途中、珊瑚礁の潮だまりにひとつの生命を発見した。
    “奇跡”との出会いだった。
    それは6000万年以上も昔に死に絶えたはずのプレシオザウルスの生まれたばかりの姿だったのである。
    しなやかな肢体と愛らしい黒い瞳を持ったその奇跡の生命は、洋助を見つめ、「COO」と歓喜の産声をあげた。
    こうして少年と幼い恐竜「クー」とのきらめく至福の日々がはじまった。
    だが平和は長くは続かなかった…
    -----------------------

    ちなみに、本作品、、、
    第99回直木賞受賞作品です。

  • ラボで働く父さんと移動する息子、ある日海で海洋動物を見つけ一緒に生きる事を決める、爽やかな少年時代のお話。

  • 中学生の時に読んだ大好きな作品。この小説の舞台であるパゴパゴ島の美しい海、クーの愛らしさ、洋助のまっすぐな性格、キラキラしたこの世界は15年以上経ったいまでも忘れない。実家に置いてありたまたま手持ち無沙汰だったので再び読んだがやはりワクワクしたし憧れたし、自由にまっすぐに自然とともに生きる洋助が羨ましくなった。記憶になかったがキャシーと徹朗が結ばれそうなところや自然を大切にするというストーリー含めて、一生手元に置いて読み続けたい作品だ。

  • おもしろくて、一気に読みました。

  • 25年前の作品。直木賞受賞作。
    前半の詩的な「静」の部分と後半の冒険的な「動」の部分の緩急が素晴らしい。
    子供達には少し難しいかもしれないけど、是非とも読んで貰いたい。
    色んな事を感じ取れるはず。
    あと、心がすさんだおじさん達にも。

    しばらくしたらまた読み返したいと思わせる本。

    2013.9.10読了

  • のび太の恐竜と、COOは共に名作。似てる似てないは関係なく、感動できるからいい。

著者プロフィール

1948年3月20日生まれ。
主な著書
『さよならブラックバード』(1999、 文庫、角川書店 )
『どんな人生にも雨の日はある』(1999、ブロンズ新社)
『ハッピーエンドじゃなけりゃ意味がない』(1999、ブロンズ新社)
『KIKOの冒険』(1999、ブロンズ新社)
『野鼠戦線』(1999、文庫、徳間書店)
『』
『オンリー・イエスタデイ』(1998、文庫、角川書店)
『途中で、ごめん。』(1998、マガジンハウス)
『エル・ドラードの鷲』(1998、中央公論)
『 仰天旅行』(実業之日本社)
『九月の雨—トラブル・バスター4 』(1998、文庫、徳間書店)
『さよならブラックバード』(1998、角川書店)
『パンドラの選択』(1998、文庫、中央公論社)
『リバイアサン1999』(1997、 文庫、角川書店 )
『ハイランド幻想』(1997、文庫、中央公論社)
『ホワイトハウス』(1997、文庫、角川書店)
『時のエリュシオン』(1997、幸福の科学出版)
『 宗教に入るひとの心が分かりますか?—新新宗教と精神療法』(共著、1996、弓立社)
『スターティング・オーバー』(1996、文庫、中央公論社)
『トラブル・バスター〈3〉国境の南』(1996、文庫、徳間書店)
『すべては愛に始まる』(1996、角川書店)
『野鼠戦線』(1996、徳間書店)
『トラブル・バスター』(共著、1996、同文書院)
『東へ三度、西へ二度』(1996、マガジンハウス)
『トラブル・バスター』(1995、文庫、徳間書店)
『俺とボビー・マギー』(1995、文庫、徳間書店)
『サラマンダー』(1995、ベネッセコーポレーション)
『この人に逢いたかった!〈上〉』(1995、文庫、中央公論社)
『この人に逢いたかった!〈下〉』(1995、文庫、中央公論社)
『だから何なんだ』(1995、文庫、朝日新聞社)
『パンドラの選択』(1995、中央公論社)
『九月の雨』(1995、徳間書店)
『ハイランド幻想』(1994、中央公論社)
『チュウチュウ・トレイン』(1994、角川書店)
『普通の生活』(1994,文庫、朝日新聞社)
『ボルネオホテル』(1993、文庫、角川書店)
『スターティング・オーバー—僕の1991年』(1992、ブロンズ新社)
『 遠い海から来たCOO』(1992、 文庫、O角川書店)

「1993年 『僕の憲法草案』 で使われていた紹介文から引用しています。」

景山民夫の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
森 絵都
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×