本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784041740026
みんなの感想まとめ
物語は、受領階級の娘・香姫が異母姉・紀姫の自殺を巡る謎を解き明かす王朝サスペンス・ミステリです。紀姫が密かに通わせていた男君との関係や、彼女の死の真相が香姫の心に重くのしかかります。美しい描写とシリア...
感想・レビュー・書評
-
ああ、氷室冴子先生、どうしてこんなに早く逝ってしまわれたの?(泣)「ざ・ちぇんじ!」も「ジャパネスク」シリーズも大好きですが、このシリアスな王朝サスペンス・ミステリを楽しみにしていたのに…最後まで読みたかった!
受領階級の娘・香姫の異母姉・紀姫は、七年前、密かに男君を通わせて父親から勘当されていました。しかし、和解が成って父親と異母妹・香姫の待つ安房国へ向かう旅の途中、立ち寄った近江国で紀姫は湖に身を投げてしまうのです。
紀姫が言い交わした公達は誰? そして、何故自殺を? 香姫との再会を楽しみにしていたのに?
二年後、傷心の香姫は、上京中、琵琶湖の辺りで涼やかな美貌の僧侶・三井の宮に出会い、愛する人を失ったことを語らいます。そして、紀姫の忌日に湖で弔いの儀式をしている最中、三井の宮に入水の道連れにされるところを危うく助けられますが、三井の宮は身罷ります。
その後、三井の宮の後見でもあった源の太政大臣の邸へ出仕することになり、宮の許婚であった二の姫・婉子、三井の宮を兄のように慕っていた朝高の宰相と対話するうちに、宮の人物像が見えてくるものの、謎は深まります。父帝の崩御後程なく出家したのは何故? もしや、宮こそ紀姫の男君であった可能性はないのか? さらに、ラストで香姫の侍女・宮路が「思い出した」こととは? 彼女は何に恐れ慄いているのか?
最終行に(下巻につづく)とあるのが恨めしいことよ。
この物語は、三井の宮という孤独な魂の謎を、探偵役を務める香姫が解き明かすことになるはずだったのでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ジャパネスク大好きで、碧の迷宮、下巻楽しみにしてたので、亡くなったと聞いてショックでした。
-
久しぶりの再読。儚げなタッチのイラストと昏い水面が思い出される描写で全体的にシリアスなストーリーが哀しい。姉君の秘密の恋人は一体誰なのか?真相が知りたい!と気持ちが高まったところで下巻へ。そして未完。いつもため息がこぼれ終わる…
-
永遠に続きが読めなくなってしまった
-
面白く…待てど暮らせど下巻が出なかった
遂に未完に(T_T)
彼女の文章好きでした -
姉姫の恋人は誰だったんだろう…。未完のまま著者がお亡くなりになってしまったのでわからずじまい。ジャパネスクとは雰囲気が違ったけど、面白かった。
-
久しぶりの氷室さん。
平安貴族恋愛もの書かせたら、私の中ではナンバー1ですねvv
とっても読みやすいし、
ところどころ古文単語がさらっと使われているのもツボ。
ミステリアスに。幻想的に。
しかしこれ、上巻しか出版されてないそうです。なぜー!!
すでに15年経ってますが・・・待ってます。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
氷室冴子の作品
本棚登録 :
感想 :
