解体死書 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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感想 : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041753118

作品紹介・あらすじ

男には奇妙な趣味があった。それは、ごみを拾って来て再生することだったのだが、ある日、完全な家具が壊されて故意に分散して捨てられていることに気付き、不審を抱いた。わずかな手懸りを辿っていくうちに、彼は重大な犯罪との関係を確信し、危険を承知の上で単身犯人を追い始めるが-。(表題作「解体死書」)。他に、世界チャンピオンを目指すボクサーの歪んだ野望と一瞬の逆転を描く著者唯一のスポーツ・ミステリー(「死海の廃船」)、香道に題材をとった異色作(「死原香」)など、日常に潜む意外性の恐怖と精妙な機智の企てに満ちた六篇を収録する傑作集。

感想・レビュー・書評

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  • ミステリー短編集。全6話。

    森村さんの作品って、犯人とかだいたいわかっちゃうし、私個人としては、推理小説ではないと思うんだよね〜。

    犯人当てを楽しむ類のものではなくて、その犯罪の根底にある人情の機微、世情を鋭く観察し、それが反映されたストーリー設定、そういうものを楽しむものなんだと思う。そういう点では、毎回素晴らしい洞察力を発揮されてます。含蓄があるっていうのかな?感嘆しちゃうわ〜。

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著者プロフィール

青山学院大学卒業。
10年に及ぶホテルマン生活を経て作家となる。
1969年『高層の死角』で江戸川乱歩賞、
1972年『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞を
受賞するなど社会派ミステリーの
第一人者として活躍する。
2004年日本ミステリー文学大賞、
2011年『悪道』で吉川英治文学賞を受賞。
推理小説、時代小説、ノンフィクションまで
幅広く執筆するなど著作数は400作を超える。
2005年に出版した「写真俳句のすすめ」で
写真俳句の提唱者として広く認知される。
写真俳句連絡協議会の名誉顧問を務め、
写真俳句の普及と後進の育成に取り組んでいる。

「2021年 『表現力を磨く よくわかる「写真俳句」 上達のポイント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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