星の陣〈上〉 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041753309

感想・レビュー・書評

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  • 十津川警部以外で、森村誠一といえばこれだ。
    痛快爺さんアクション。

    星の旗とか、似た感じのシリーズもあったはず。
    軍人経験ありの、昔取った杵柄なおじいちゃんが
    結成して勧善懲悪です。

    無敵すぎて、ヤクザの人たちをかわいそうにも感じますが、
    弔合戦なので仕方ないか…やったことが悪すぎる。
    そして相手が悪すぎる。

    有川浩さんの三匹のおっさんも、
    このじーさん達の血族かも。
    こういう本好きすぎる。

  • 森村誠一の作品の中でも、よくある権力VS非権力の痛快な話でした。
    登場人物は、第二次大戦を生き残った元兵士。定年を迎えて結構経つおじいちゃんたち7人です。おじいちゃんたちは、皆さみしい余生を送っていると思っています。
    愛しい人を暴力団員に殺害された旗本が死に花をさかせてやるとばかりに暴力団退治に立ち上がったのが始まりです。旗本は、遠い記憶をたどりながら、かつての仲間を探し、やがて7人の老兵が終結します。
    相手は政権党の大物議員とのパイプも持つ暴力団組織。7人のおじいちゃんたちで相手になるのかと思いきや、旗本は終戦時に大量の武器弾薬を秘密の場所に隠していたのでした。それらの武器とともに、無人島で決死の訓練を施した7人は、もはやただの老いぼれではなくなったのです。
    設定自体、ちょっとどうかな、というくらいぶっ飛んだ内容で、7人の老人が、いくら武器を持ってたとはいえ、どうして数と組織力に勝る暴力団と戦えるのか・・・という疑問はあります。
    しかし、それを凌駕するほどに、この7人は強くかっこよく、人間味にあふれています。しかも、なんと女子大生との恋愛談まで飛び出します。
    強いにもほどがある、というくらい、読んでいてすかっとする内容です。映画化構想もあったらしいとネットで見ましたが、そんな話が飛び出るくあいの小説です。ぜひご一読下さい。

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著者プロフィール

一九三三年、埼玉県熊谷市に生まれる。五八年、青山学院大学英米文学科卒業。ホテル・ニューオータニに勤務し、六七年退社。六九年『高層の死角』で江戸川乱歩賞、七三年『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞、七六年『人間の証明』で角川小説賞、二〇〇三年に日本ミステリー文学大賞、〇八年『小説道場』で加藤郁乎賞、一一年『悪道』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『運命の花びら』『棟居刑事のガラスの密室』『棟居刑事の黙示録』『戦友たちの祭典』など多数。公式ホームページのアドレスは、http://www.morimuraseiichi.com/

「2018年 『棟居刑事の追跡 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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