- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041753583
作品紹介・あらすじ
駅のホームで突き落とされそうになる。見知らぬ車に乗せられて誘拐されそうになる-。有数の財閥・山上グループの社長令嬢・山上かおりは何者かに命を狙われていた。困り果てたかおりが逃げ込んだのは、社会からドロップアウトし、奇妙な経歴を持つ八人が住む"梁山荘"というアパートだった。八人はそれぞれの特技を生かして襲撃犯からかおりを守り始める。かおりは目撃者として、棟居刑事の捜査する殺人事件の参考人に挙がっていた。事件は意外な接点で繋がり始める…。都会で蠢く人間の友情と殺意を描く、傑作社会派ミステリ。
感想・レビュー・書評
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ラストがまず浮かんで、それから話を構築したのだろうが、ややもすると三文小説に成り下がり得る展開を、無理なくまとめたのはさすが。
ただ、棟居刑事は別に要らなかったかなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
森村誠一の本を久しぶりに讀んだ。<BR>
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「青春の源流」や「星の陣」などは私の大好きな作品だ。<BR>
特に「青春の源流」では、山登りの場面も滿喫できるし、ベトナム戰爭の經過も學んだ、私の愛讀書の一つである。<BR>
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さて本書。<BR>
何者かに命を狙はれてゐる社長令孃を、ユニークなアパートの住人たちが力をあはせて守るといふ話になつている。<BR>
「星の陣」や「星の旗」、「流星の降る町」の同工異曲めいた話である。<BR>
そもそも今ここにあげた3作が同工異曲なので、また似たやうな話か、と思つた。<BR>
森村さん、ええ加減にせえよ!<BR>
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ま、それはそれとして、この3作を讀んでゐなければ、それなりに樂しめる作品だらう。<BR>
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2003年11月4日讀了