太平記(二) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 50
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041753668

作品紹介・あらすじ

後醍醐天皇と楠木正成は互いに、乱れた政治を行う鎌倉幕府討幕の思いを強くしていた。しかし後醍醐天皇は幕府に囚われ、隠岐島へと配流されてしまった。独り残された正成は、それでも敢然と挙兵する。たった一千の手勢の楠木軍は、数万の幕府の大軍と対峙するが…。楠木軍の勇猛な戦いが発端となり、時代は混沌の渦へ-。不屈の人間群像を、雄大な構想で描いた歴史大河小説。

感想・レビュー・書評

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  • 後醍醐天皇救出作戦。後々の武将からも崇められた、楠木正成の活躍が始まる。レビューは最終巻で。

  • 楠木正成の戦術の鮮やかさが際立つ巻でした。
    赤坂城の籠城から落延び、潜伏から奪還は読んでいてわくわくしました。
    足利尊氏が佐々木道誉の口車に乗って鎌倉に帰ったり、新田義貞が愛妾を幕府の役人に穢され自害したのを嘆いたりと元弘の変に登場する他の武士たちが今一つぱっとしないので余計目立つのかも知れませんが…。

    それにしても菊夜叉は怖いです。奸婦ってこう言う女性のことを言うのでしょうねぇ。

  • なんと言ってもこの巻のメインは楠木勢の赤坂城、千早城の防衛戦だろう。わずか千の手勢で十万を翻弄する攻防はそれだけでわくわくするし、ただ立てこもるのでなく、後醍醐天皇奪還の策をめぐらせているの格好いい。

  • 幕府側が一枚岩でないこともあるが、楠木正成が復活して大活躍する。
    その一方、幕府側では、菊夜叉が大活躍、という感じかな。それにしても菊夜叉は恐ろしい。
    幕府によって流された日野資朝の息子である少年阿新が、はるばる佐渡まで父を訪ねて行く場面があるけれど、ここは、泣ける。結局、対面かなわず、父は処刑されてしまう。

  • 楠木正成、めちゃカッコイイし面白い!!
    先を予測し、的確な指示を隊に与えて幕府軍を翻弄するシーンは痛快です。
    自分の信念に忠実に実行できる者は強い、ということを改めて感じました。

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著者プロフィール

青山学院大学卒業。
10年に及ぶホテルマン生活を経て作家となる。
1969年『高層の死角』で江戸川乱歩賞、
1972年『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞を
受賞するなど社会派ミステリーの
第一人者として活躍する。
2004年日本ミステリー文学大賞、
2011年『悪道』で吉川英治文学賞を受賞。
推理小説、時代小説、ノンフィクションまで
幅広く執筆するなど著作数は400作を超える。
2005年に出版した「写真俳句のすすめ」で
写真俳句の提唱者として広く認知される。
写真俳句連絡協議会の名誉顧問を務め、
写真俳句の普及と後進の育成に取り組んでいる。

「2021年 『表現力を磨く よくわかる「写真俳句」 上達のポイント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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