太平記(四) (角川文庫)

著者 : 森村誠一
制作 : 川上 成夫 
  • KADOKAWA (2005年1月22日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041753682

太平記(四) (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 尊氏vs護良政治戦。
    レビューは最終巻で。

  • 建武の新政が始まったものの後醍醐天皇の統治能力は低く、武家を軽んじたために段々と人心が離れて行く。
    その中で阿野廉子の『息子全員を天皇に』と言う野望、護良親王と足利尊氏の対立が激化し、護良親王は阿野廉子と足利尊氏の企みに嵌り自滅。
    後醍醐天皇を諌めていた忠臣、万里小路藤房も出家をしてしまう始末。

    それにしても菊夜叉のしぶとさ、阿野廉子の欲と言った女性の怖さをこの巻でも感じました。違う意味で新田義貞を腑抜けにした勾当内侍も凄いのかも…。と言うより新田義貞が情けなさ過ぎです。

  • 北条滅亡から始まり、開始直後から綻び始める建武の新政を背後に、尊氏、廉子、護良の三者の陰謀劇が交差する。高野師直、足利直義の対立があまり描かれないのが残念だが、読み応えのある一巻である。

  • 新田義貞によって鎌倉は陥落され、鎌倉幕府は崩壊する。いよいよ後醍醐帝による親政が本格化するのかというと、帝は権力欲はあるけど統治能力は乏しい。それは、新田義貞、楠木正成も同じで、彼らは国の統治能力というか統治意欲はなかったようである。必然的に足利尊氏の影響力が強まってくる。
     それにしても、吉田兼好が語る言葉は印象的だ。「志が低い。なんのためのご親政か。どう改めても民草が幸せにならなければなんにもならぬ。尤もそのような志を抱いて世を改めた者はおらぬがの」
     護良親王の最後は壮絶だった。この時代は、暗殺という手段があり、まったく油断ならない。
     菊夜叉が相変わらず活躍する。一時、北条高時の息子、時行とともに鎌倉を奪還してしまう。
     佐々木動誉がキーマンとして興味を引く。

  • 鎌倉幕府滅亡の東勝寺での宴のシーン、後醍醐天皇と楠木正成の再会のシーン、どちらも泣けました。
    ただ、建武の新政での後醍醐天皇のていたらくぶりに、後者のシーンでの涙は返してほしいですが・・・。
    建武時代の権力者は、みんな大なり小なり政治を私物化してますね。
    学習能力もなく、同じ過ちを繰り返しては大衆を振り回す・・・。
    そんななか、楠木正成の存在が光ります!
    それにしても、廉子も菊夜叉もコワイししたたかだし鋭いですね。
    いつの時代も女性は強いんですね!

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