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- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041753682
感想・レビュー・書評
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建武の新政が始まったものの後醍醐天皇の統治能力は低く、武家を軽んじたために段々と人心が離れて行く。
その中で阿野廉子の『息子全員を天皇に』と言う野望、護良親王と足利尊氏の対立が激化し、護良親王は阿野廉子と足利尊氏の企みに嵌り自滅。
後醍醐天皇を諌めていた忠臣、万里小路藤房も出家をしてしまう始末。
それにしても菊夜叉のしぶとさ、阿野廉子の欲と言った女性の怖さをこの巻でも感じました。違う意味で新田義貞を腑抜けにした勾当内侍も凄いのかも…。と言うより新田義貞が情けなさ過ぎです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
北条滅亡から始まり、開始直後から綻び始める建武の新政を背後に、尊氏、廉子、護良の三者の陰謀劇が交差する。高野師直、足利直義の対立があまり描かれないのが残念だが、読み応えのある一巻である。