人間の証明 21st Century (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 101
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041753828

作品紹介・あらすじ

福永幸一は帰宅途中、美貌の女性・藤宮さやを暴漢から救った。衰弱していたさやを福永は自宅で看護する。やがてひかれあい、結ばれるふたり。だが翌朝、さやは福永の許から消えた。童謡詩人・金子みすゞの詩集から切り取った一片の詩と置き手紙を残して-。数年後、金子みすゞの本を持っていた少女の母親が殺される。本の中には福永の名前が書かれた紙片が…。警視庁捜査一課・棟居弘一良は再び人間の宿業と対峙する。

感想・レビュー・書評

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  • 人間には人間の数だけ行き方の証明方法がある。

  • ミステリー小説だけど、人間が生きる意味、人間が人間である理由、みたいな難しいことをテーマにしてる。

    事件が解決しても大して驚きなどはない。

    長い。

  • 小説として、面白かった。

  • さまざまな性格の人が、さまざまな感情を持ってひとつの事件に関わり合っていく。
    一人の女性が殺害され、ちょっとしたことで事件に触れてしまった人たちが、また別の女性を守るために徒党を組む。
    結構おもしろいとは思ったのですが、個人的にはラストにもう少しパンチがほしかった気がします。

    なんだろう、つまらなかったわけではないのですが、徐々に話が大きくなりすぎたというか。
    や、それがこの話のいいところなのかもしれないのですが、なんだか自分にた手に余ってしまった感がありました。

    でもまぁ森村誠一さんらしいおもしろい小説だったかと思います。
    好きな人には是非。

  • あらすじだけを読むと、何かのシリーズのようでしたが
    これ1冊でも十分楽しめました。
    どうやらおなじみ登場人物がいるから、のようです。

    何か本編に関係あるのか分からない最初の殺人。
    そしてまったく関係ない人達の様子。
    それが少しずつ繋がって…こよりになって、かと思いきや
    思いっきり大縄になってました(笑)

    殺し屋に対抗するべく集まった人達の手際の良さに
    驚いたり不思議に思うよりも、すごいな、と感心し通し。
    最後の方で見えてきた『司令塔』の過去には納得。
    そうでなければ、これほど冷静に色々と考えられないですね。

    しかしこれほど個性的な人達がよくも集まったものです。
    普通そうなのに、思わぬところにコネクションがあったり…。

    最後に関しては、ちょっといらないんじゃないかな? と
    思うか所もあったりしましたが、後始末としては
    良かったんじゃないでしょうか?
    ただ、全員無事だったらよかったな、と思うものの
    それはちょっとご都合主義すぎます、ね。

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著者プロフィール

森村誠一
1933年1月2日、埼玉県熊谷市生まれ。ホテルのフロントマンを勤めるかたわら執筆を始め、ビジネススクールの講師に転職後もビジネス書や小説を出版。1970年に初めての本格ミステリー『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞を受賞、翌年『新幹線殺人事件』がベストセラーになる。1973年『腐触の構造』で第26回日本推理作家協会賞受賞。小説と映画のメディアミックスとして注目された『人間の証明』では、初めて棟居刑事が登場する。2004年に第7回日本ミステリー文学大賞受賞、2011年吉川英治文学賞受賞など、文字通り日本のミステリー界の第一人者であるだけでなく、1981年には旧日本軍第731部隊の実態を明らかにした『悪魔の飽食』を刊行するなど、社会的発言も疎かにしていない。

「2021年 『棟居刑事と七つの事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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