街 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 32
感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041753880

作品紹介・あらすじ

かつて人気歌手だった蓼科由里が新宿中央公園で殺害された。牛尾刑事は、彼女のネックチェーンが別件の殺人被害者の物と知り驚愕する。さらに浮上した容疑者らが次々に不審な死を遂げ……傑作長編ミステリ!

感想・レビュー・書評

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  • 初めての森村誠一作品ですが、歌舞伎町を舞台にしているところに興味を惹かれて手に取ってみました。始まりは歌手を夢見る一人の少女と刑事との出会いですが、全く関係のなさそうな出来事が次々とリンクしていきます。登場人物が多く、伏線も分かりづらいので推理しながら読み進めるのが好きな人にはお薦めです。ただ、登場人物一人一人の心理描写が浅いのでドラマチックな展開が好きな私にはちょっと物足りなかったです。ラストも駆け足になっているようでイマイチ納得いかないような。。。もう一冊、森村誠一作品を読んでみたいです。

  • 6月13日~17日

    新宿で発生した殺人現場に到着した牛尾刑事は、思わず息を呑んだ。被害者はかつて彗星のごとく現れ、劇的に消えた歌手・蓼科由里。以前歌舞伎町で、上京したての彼女を危難から救ったことがあったのだ。彼女のネックチェーンが別件の殺人被害者の物と知り牛尾は執念の捜査を進めるが、浮上した容疑者は連続不審死を…。様々な人間模様に彩られた雑食の街・新宿の光と影。野望の狩人の悲劇を浮き彫りにした傑作長編ミステリ。

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著者プロフィール

1933年熊谷市生まれ。青山学院大卒。十年に及ぶホテルマン生活を経て作家となる。江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞、角川小説賞、吉川英治文学賞を受賞。推理小説のほか、歴史小説や俳句などのジャンルにも創作のフィールドを拡げている。

「2023年 『最後の矜持 森村誠一傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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