とれたての短歌です。 (角川文庫)

  • 角川書店 (1989年5月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (112ページ) / ISBN・EAN: 9784041754016

みんなの感想まとめ

短歌を通じて昭和の恋愛や青春の思い出を感じることができる作品で、レトロな雰囲気が魅力的です。携帯電話が普及する前の時代の恋愛模様や、手紙や電話が持つ特別な意味が描かれており、懐かしさと共に心に響く情感...

感想・レビュー・書評

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  • 「とれたての短歌です。」っていうタイトルは、いちばん新鮮ないまの想いを、真空パックとして産地直送で届けたい。(俵万智)
    俵万智さんの真空パックが、浅井愼平さんの撮れたての写真とともに届く。

    好きな短歌は音楽のリズムがあるうた。

    はるなつの公園を行くあんだんて
    あなたの二歩と私の三歩

    我々の時代を感じるうたたち

    百円を一分話せぬ距離にいる
    この青空が見えないと言う

    私からかけたときだけ長電話
    ふりむきながら愛されている

    長電話すればするほど会いたくて
    切れない心置けない受話器

    絵葉書のわさび畑を見ていれば
    つんとあなたに会いたい心

    すれ違う私とあなたのスケジュール
    むすんでひらいて留守番電話

    西へ西へ向かって走る食堂車
    時速二百キロのコーヒー

    ワープロの文字にて届く「悪いね」は
    気持ちよさそうにあやまっている

    ワープロの文字美しき春の夜
    「酔っています」とかかれておりぬ

    再読

  • 2022.02 図書館借本
    *
    1987年初版の本なので昭和の恋愛という感じでレトロで面白かった。
    携帯電話がない時代は電話も手紙も一回一回が大事だったんだろうなと思う。

    特に好きな短歌
    ・はつなつの公園を行くあんだんてあなたの二歩と私の三歩
    ・約束の時間になってしまうのがもったいなくて時計をはずす
    ・あなたから電話が来る日と決めている理由はないけどそう決めている
    ・「いいんじゃない」なんて言い方ないんじゃない やめておけよと言われたかった
    ・あなたから「アイツおまえのなんなの」と聞かれて気になりはじめるアイツ

  • 恋をして、失恋しての初々しさが刻まれていていいですね。

    100円で 1分話せぬ 距離にいる この青空が 見えないという

    だったかな?今ではスマホで通話料金一律ですからもう通じないのかな?
    遠距離恋愛の切なさは時代が変わっても風化しないで欲しいな。

  • 12/09/05 「恋する歌音」ほどの感激はない。

  • ★★☆ 古典じゃない短歌。自分のことばで、短歌を楽しめる☆彡

    俵さんってすごいよなぁって思う。 短歌の世界を広げた人だよね。
    ちなみに大学の私の先生は、俵さんとお知り合いだっておっしゃってました。
    自分も短歌をつくりはじめてから、ますます楽しむことができました。
    短歌の世界って奥深くて面白い!
    ちょうどつい先日が『サラダ記念日』だったね(o^-^o)
     
    (2008.07メモ→2010.04ブクログ)

  • 俵万智氏の短歌と、浅井慎平氏の写真。

     何層もあなたの愛に包まれて
     アップルパイのリンゴになろう

    (一部抜粋)

  • 中学校の図書館から借りっぱなしの本です 笑。
    胸がキュンとするような短歌ばかり。

  • 親友がくれた歌集。彼氏とはなれて留学していたころ、泣きながらよく読んだ。写真と短歌がぴったり合って心が洗われる一冊

  • 短歌にも写真にもうっとり。ぽ〜っとしながら読めるのが良い。

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著者プロフィール

俵 万智(たわら・まち):1962年大阪府生まれ。歌人。早稲田大学第一文学部卒業。学生時代に、佐佐木幸綱氏の影響を受け、短歌を始める。1986年に角川短歌賞、1988年に現代歌人協会賞を受賞。『サラダ記念日』『プーさんの鼻』『考える短歌』など、歌集・著書多数。2021年度朝日賞受賞。歌誌「心の花」所属。最新刊は第七歌集『アボカドの種』。2023年、秋の褒賞で紫綬褒章を受章。

「2026年 『短歌ご一緒しませんか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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