kaizenさんの感想
2012年12月23日
表紙は,軽文学の兆しがありました。 中身は,結構しっかりしていて,アメリカの課題,ニューヨーク,放送業界の問題点など,現実味のある描写があります。 女性向きの読物という位置づけではなく,単なる恋愛ものという範疇ではない,新小説です。 軽い感じで読み進められますが,取材をきちんとしているようで,図書館にも実際に行っているような雰囲気です。
長野県生まれ。西洋史への深い造詣と綿密な取材に基づく歴史小説で脚光をあびる。フランス政府観光局親善大使。著作に、『新・三銃士』『皇妃エリザベート』『シャネル』『アンジェリク緋色の旗』『ハプスブルクの宝剣』『王妃マリー・アントワネット 華やかな悲劇のすべて』『幕末銃姫伝』『i維新銃姫伝』など多数。青い鳥文庫ではKZのほかに「妖精チームG(ジェニ)」シリーズ、『マリー・アントワネット物語』『三銃士』も手がけている。 「2019年 『探偵チームKZ事件ノート 特装版 校門の白魔女は知っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」