- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041789117
感想・レビュー・書評
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タイトル通り、イロモノミステリ。
特に最初の1/3は、血液型とステレオタイプな性格分析の話で終始するため、色々と読んでいて辛い。出てくるキャラクターも、コミカルすぎるし、容疑者もわかりやすく悪いやつばかりなので、なんとも疲れてしまう。
中盤は、クラシックな密室殺人の謎解きのヒントを散りばめたところで、その辺はまずまず読めるものの、最後に子供だましなトリックでまたげっそり。
最終的には、血液型は関係ないかな?というオチになるんだけど、あとがきにあるとおり、作者自身が不自然なほど血液型性格判断に思いいれ、批判がなかったことは不満。
1970年代位の科学がまだまだ未熟だった頃の本ならいざしらず、書かれたのは昔とはいえ1990年台ですからね。
中学生くらいなら楽しく読めるかも。ま、キワモノです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
トリックの出来はまあまあ。
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イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387170063.html)
「ABO殺人事件」を改稿、改題 -
『ABO殺人事件』を完全改稿
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「血液型殺人事件」というタイトルなので、性格分析だけではなく、血液型に応じた殺人動機・方法などの話題があるかと思ってたら期待はずれ。
トリックは奇想天外とはいえないが、トリック好きには満足。
(図書館) -
吉村達也さんの本も結構読んでる気がする
あっと驚く結果が多い。
でもこれのトリックが最後まで読んでも難しかった・・・ -
吉村達也著の【ABO殺人事件】の改訂版。
刑事、烏丸ひろみ達が難事件(トリック)に挑む、推理物。
今回も「えっー!そんなのあり?!」なトリックだった(笑)
奇想天外なトリック好きな人には楽しめるんでは?
私としては、「血液型による人の性質・血液型によって接し方を変えれば人付き合いもうまくいく」といった理論が興味深かった。
血液型性格判断もあながち馬鹿にできないってこと。