ふたご (角川ホラー文庫)

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感想 : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041789186

感想・レビュー・書評

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  • ジャンルはホラーミステリーでいいのかな?
    最初はミステリーだったんだけど、読み進むうちにホラーになり、最終的にSFか?ってくらいスケールが大きくなってた。
    嫌いじゃないです。いつか続編が出たら買うかも・・・・。

  •  自分の思考や行動などが全て最初からプログラムされて仕組まれているとしたらどう思うか。意志とは何か、そもそも人間の存在意義とは何か、そのような究極なところまで考えてしまうような作品。
     ただ、DNAの配列がどうのとか、RNAがどうのといった生物学的な細かい記述も多く、難しい印象を受けた。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    人気スターの安達真児は、美貌の妻・唯季を殺した。資産家の娘に目をつけた彼は、妻が邪魔になったのだ。しかし、妻にはユリという名前のふたごの妹がいた。しかも彼女は、瓜ふたつのレベルを超えた完全同一体。その信じ難い事実を安達に告げた唯季の父は、ユリとの再婚話を持ちかけてきた。半信半疑の安達は、旧友の遺伝学研究者・村田和正を訪ねるが、そこで衝撃的な仮説を示される。染色体の世界に秘められた人類解体の設計図が明らかにされる驚愕のラスト!書下し。

  • 究極で完璧な双子。
    双子がホラーって、こう来るか!という感じでした。双子小説好きならおすすめ。理論の核はかなりファンタジック。

    最後、なぜ似ているのか、2人は何を考えているのか、意志はどこから来るのか。。。双子を発端とした、遺伝子と生命の不思議について改めて思いを馳せました。

  • 夏の角川ホラー祭。他にはハインライン祭、ディック祭、複数巻を平行に読破祭等をやってます。
    ええと、吉村達也ね。

    代議士の金に目がくらんだ俳優、安達は、その娘と結婚するために妻の唯季の殺害を決行する。しかし、唯季には瓜二つの双子の妹ユキがおり、知れば知るほどに唯季と同一人物ではないかという疑惑が生じてくる…。

    どっかで読んだようなストーリーなのは置いといて、中盤からの双子をテーマにしたゲノムの話はなかなか良く調べてあるということには感心した。1996年に書かれたわけで、ヒトゲノムの解読前、エピジェネティックの台頭前なのでここらへんまでが、一般の作家では限界なのではないかというところまで調べられており、そこからSFチックに展開しているところは好感。

    逆に、のっけからポルシェで殺害計画を話すなどキャラクター設定がどうにも粗い。絶世の美女という設定は仕方がないところではあるが、子供向けのために無理やり生活感を廃したような設定ばかりで、嘘くさいというか、作中作的な落ち着きの悪さが全体に漂う。

    また、最初の章などは、さほど盛り上げる必要もなく、そもそも殺人という「起こし」があるにも関わらず、「本当の恐怖はここから」などと必要以上の煽りがあるせいで、逆に冷めてしまう。

    よく調べたところを、登場人物の語りにすべて任せて引き写しにするだけではなく現実にするとか、もう少し広げる努力も必要だっただろう。

    本文☆1、よく調べたという意味で☆+1というところ。

  • 手放し本。

    '97.1読了。
    読んでいるあいだはおもしろいんだけどな。

  • スケール大きい!
    遺伝子の話が、こんなに面白いとは思わなかったー(*´∀`*)

    ただの双子じゃなく、パーフェクト・ツインズ。そして、遺伝子で決まる全ての事柄。
    これが本当だとしたら、見てる世界がガラッと変わりそう。

    遺伝子の話が長いとか、くどいとか、きっと思う人も多いだろうけど、うちには楽しく読めた!すごいなー。

    遺伝子レベルで物事を見ていったら、うちがこの本を読むことも生まれた時から決まってたのかも知れないなww

  • 脳を満足させてくれる作品と思う。

    半分くらいが遺伝学研究所の村田が話してくれます。
    いや、うまく作られた話なのか、なきにしもあらずな話なのか。

    ちょうど最近自分自身も、
    細胞の奴隷でしかないのではないか、
    と考えていたところだったのでピタリ納得のいく話すぎて。

    いつもの吉村作品のように、精神の崩壊がピリッと見られて
    ゾクっとするのですが、
    それ以上に、発想の逆転での仮説、広がる世界が大きすぎて。

    『細胞あり、ゆえに我あり』

  • ネタバレになってしまうかもしれませんが、一言。遺伝子ヤバイ。
    「ふたご」の話、「委託殺人」の話、と思っていると全然別の方向に連れてかれます。遺伝子ヤバイ。
    ホラーというには理屈っぽすぎて、怖さはないです。科学・生物あたりが嫌いじゃないならある程度楽しめるとは思います。遺伝子ヤバイ。

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著者プロフィール

1952年生まれ。一橋大学商学部卒業。ニッポン放送ディレクター、扶桑社編集長を経て、1986年『Kの悲劇』でデビュー。1990年専業作家に。本書に登場する朝比奈耕作をはじめ、志垣警部&和久井刑事コンビ、氷室想介、烏丸ひろみの各推理シリーズ、ホラー作品、さらには英語学習の著書から舞台脚本など、多彩で個性的な執筆活動を展開。225冊の著作を遺し、2012年5月14日、逝去。闘病生活を自ら綴ったノンフィクションエッセイ『ヒマラヤの風にのって』が逝去後の7月に刊行。13年には書籍未収録作品を収めた『13の幻視鏡』が刊行された。

「2021年 『文庫 血洗島の惨劇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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