踊る少女 (角川ホラー文庫)

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  • 角川書店 (1999年4月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784041789599

みんなの感想まとめ

家族関係をテーマにしたホラー短編集は、婚約者や夫婦、親子、隣人との関係性を通じて、日常の中に潜む恐怖を描き出しています。特に、精神的に深く響く「美和さん」や、子どもを蔑ろにする親の姿が描かれた『ぜった...

感想・レビュー・書評

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  • 30年以上前の本なので私の親世代なのだろう。家庭が舞台となる短編が多くだが、今とはかなり様相が異なる。
    夫の仕事が終わり、何時に帰ろうとも妻は起きて食事を用意して迎える。妻は家に籠り、静かに口を出さない。などと言う状況が招く悲劇が2話ほどあった。
    狂気的な物語もさることながら、こう言った家庭が実在したと思うと、それはそれでおぞましいことだと思う。
    これでは軟禁ではないか。

    今でも家のことはやらない!と考える男性もいるとか。残念なことに娘の部活の顧問は「俺は子供と遊ぶくらいしか家の事はやらない」と断言したらしい。
    これが教師とは嘆かわしい。

    以前職場にも「普段魚の骨は妻が取るから、社食で魚は食べられない」と言うおじさんがいた。
    赤ちゃんかな?

    話はそれたが、やはり個人的には、引越し祝いとして下着と称した贈り物を持ち出し、妻を口説こうとする隣人の話が気に入っている。

  • 婚約者、夫婦、親子、親戚、隣人に関するヒトコワ短編小説。
    他人事とは思えない怖さ。
    中でも精神的にくるのがマザコンの域を超えた「美和さん」。
    歴代短編小説の中で群を抜いて面白かった!

  • 確かに究極のホラー短編と言えるかもしれない。2日で読了。

  • こ、怖い…。夫婦、結婚にまつわるホラー。どれもこれも怖いけど、子どもを蔑ろにして平然と嘘をつく子にしてしまった『ぜったいナイショだよ』、金と執着でどこまでも追いかけてくるストーカー『隣の江畑氏』、熟年離婚の『11037日目の夫婦』あたりが特に怖い。救いがないのに面白くてページを繰る手が止まらない。

  • 表題作の「踊る少女」が1番面白かった!
    著者はもう亡くなっているようで、非常に残念だ…

  • 踊る少女と11037日目の夫婦はホラーというよりなんだか奥さんがかわいそうで悲しい気持ちになった。うちの奥さんにもおんなじ思いさせてんのかなぁって思いました。
    もっと奥さんに優しくしよう。

  • ホラー小説を読みたくて借りたが、どちからかというと、日常にある恐怖を描いている。そのため、どれも後味わるー。

  • 角川ホラー月間、そろそろ一旦終了にしようかと思う。そしてこちらはホラーというか、ミステリ。

    「オカルトよりも人が恐い」系の短篇集で、全体総じて、それほど怖くない。というのも、全体に作者の中でのルールが設定されているものが多い。

    例えば遠い遠い親戚が「俺が親戚だったら迷惑だろう」と脅してきたり、結婚詐欺確定なのに逃げられないなど、普通に考えたら逃げられないわけではないのだけど、作者の中では逃げられないルールにいるわけだ。

    良かったのはストーカーの話と、子供向けとして、子供が嘘をつく話、それと親戚が脅しに来る話。もちろんそれぞれ、作者ルールに目をつぶった上でという前提で、まあまあの出来かな。

    どれも森村誠一の劣化コピーという話なので、ストーカーの話を中編くらいに広げたら、そこそこ面白くなるんじゃないでしょうか。

  • どこまでも追いかけてくるストーカー男と、新婚旅行についてくる気色悪い鬼姑が怖かった。

    それにしても吉村達也氏の書くホラーは題材は良いのに残念なものが多い。ひとえに人物描写が適当すぎて恐怖に感情移入できないからだと思う。ステレオタイプな亭主関白夫やらヒステリー女やらがよく登場するが、みなあまりにも現実的でない思考をする上に自己中心的すぎてついていけないのだ。

  • 短編集。
    一番最初のモナリザの微笑を読んだ時、思わず自分の顔も試してしまった。
    読みやすい。

  •  「夫婦」「親子」といった家族関係を主題にしたホラー短編集。いずれも保守的な小市民根性を嘲笑うような内容で、怖さと同時にある種の痛快さやシニカルなユーモラスさが感じられて、とても面白かった。

  • ホラーと言うより、ただ単に胸くそ悪い話を集めただけって内容。

  • 短編集。面白かった。

  • 「夫婦」関連する物語の短編集。あまり興味あるストーリーではないが、吉村達也さんらしく、人の怖さ、それに不気味さを加えたような感じで書いていて面白かったです。

  • 非常に読みやすくておもしろかった。すべてが結婚にまつわる、オカルトなしのサイコホラー。私は結婚に懐疑的なのでたいへんおもしろく読めたけど、結婚に希望を持っている人はやっぱり「こんなの幻想よねー」とか思いながら笑って読むのだろうか。
    そんな私も「息子を溺愛する老いた母親」の怖さはわからない。吉村達也はこのテーマ大好きだよねー。書きやすいなにか理由があるのだろうか・・・。
    「11037日目の夫婦」と「踊る少女」は、単純にホラーとしておもしろかったなあ。


  • 短編が何本かあるなかで

    『踊る少女』という話、

    読んでくうちに どんどん悲しい気持ちになっていった。

  • 吉村氏の短編集。おすすめは「11037日目の夫婦」。日本の家族関係の問題である「夫婦の断裂」を皮肉にホラーちっくにまとめてる。お得意分野かな。
    それと「親戚」ってのが、親の恐ろしさ、つきあいがなくてもされど「親戚」っていう関係の怖さがちょっとコミカルに描かれてて、おもしろかった。

  • 夫の恐怖。

  • 短編集。絶対ありえないけど人間いくとこまでいっちゃうと凄いことになるんだなと思いました。お勧めは「美和さん」っていう話です。

  • マジでムカつく隣の江畑氏(笑)美和さんは怖い人シリーズもの

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著者プロフィール

東京生まれ。一橋大学卒業後、ニッポン放送ディレクター、編成プロデューサー、 扶桑社書籍編集長を経て1990年より専業作家。
1986年扶桑社在籍中に執筆した『Kの悲劇』でデビュー。2009年10月発売の『蛍坂』が200冊目の著作。
2011年9月ライフワークの『魔界百物語』がスタート。100本の書き下ろしミステリーに挑む。

「2012年 『幻影城の奇術師』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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