お見合い (角川ホラー文庫 12-8)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 130
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041789667

感想・レビュー・書評

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  • これもまた、キモ恐ろしい吉村ワールド。誰もハッピーにならないエンディングへ向かっていく、なんとも言えない感じ。

  • 後半1/3になり、この本がホラーと位置付けられている事が理解できた。確かにホラーだ!

  • USJジュラシック・パーク・ザ・ライドの宣伝みたいな本。オカルト系ミステリ?

    思いつきで「お見合いでもしてみようかな」と言ったところ、予言でもしていたかのようにあれこれ進み、あってみた男性が好みで…。あかん、導入部だけだと、B級の少女漫画みたいになる。

    その導入部を含む、1冊の2/3は、無駄な会話などで無理やり引っ張って、内容のないものです。

    ようやくそこが終わり、「予知能力か?」という話になってきた所で、眉村卓のSFジュブナイルのような展開になり、ほんのちょっと期待したのに、オチはそれ?オカルト?うーん。

    いろいろと消化不良で、怖いならストーカーの怖さにでもしておいたほうが良かったんじゃないのかな。もしくはテレパスのSF展開か。

    そして記憶に残るのが、ジュラシック・パーク・ザ・ライドだけという話。

  • 結局何が書きたかったのかがいまいち伝わってこなかった…。

  • 角川ホラーをまとめ買いした時に入ってた一冊。
    吉村達也は中学の時にハマって日本から送ってもらったりして色々読んでた。
    なんかいつも割と似たようなパターンの展開が多い気がしたけど、この話はなんか雑だったなぁと(笑)
    まぁ、あれだけの本数書いてたらそうなるわな。
    とりあえず、お見合いには気を付けましょ。うん。

  • 久し振りの吉村さんの本。

    主人公の真由子の言動がなんとも軽率で恋人、史也が最後まで助けようとする魅力が全くわからない。

    ここまで異常な仲人さんもいないと思うけれど、人を介しての事を断るのは・・・気分を悪くさせてしまう事なのだと感じた。

    後半から一気ホラームードになってきて、まさか、こんなに病んでいるお話しだとは思わなかったなぁ・・・。

  • 角川ホラー文庫って今、気付いた。
    なんか、軽い話だなって読み始めていたらだんだん、あれどうなって行くんだろうと興味がわいてきて最後はやだーって感じです。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    大好きな史也と結婚する前に、一度だけ「お見合い」というものをしてみたい。満たされた恋で幸せな毎日を送る滝真由子にとって、それは余裕の気持ちが産み出したほんの遊び心。恋人の史也も、笑って賛成してくれた。そして真由子は、親戚からきた見合いの話に、ふざけ半分で応じることにした。だが、お見合い相手の男は真剣だった。真由子の魅力に一目惚れをした彼は、思いつめた表情でこう言った。「私はガムテープ男です。一度くっついたら離れません」。
    ******************************

  • やっぱり吉村達也は上手い。数々の怪異を「超常現象」と思わせておきながら、それを(完璧とまでは行かなくても、そこそこ)論理的に解決してしまう。そして導き出される結論、「怖いのは人間である」。まったくそのとおり、「人間の怖さ」を描いたホラーが、この人はホントに上手い。今回も「初恋」ほどではなかったけど、怖いし上手かった。
    それにしても、「お見合い」って奥が深い。新たなる認識を感じました。けど同時に、お見合いはしたくない、って思った(笑)。今まででもそれほどしたいと思ったことはないんだけど、これ読んだらさらにしたくなくなった。お見合い話持ってきそうなお節介おばさんが周りにいなくて、ほんとうに良かった……。

  •  恋人・史也とはゴールイン寸前の滝真由子。ずっと史也としか付き合ってこなかった彼女は、このまま何の経験もないまま結婚するのはつまらないと思い、お見合いでも経験してみようかと思っていた。そんな時に、彼女の叔母からタイミングを計ったようにお見合いの話が。遊び半分で受けたその話だったのに・・・相手はものすごいイケメンで、職業・家族構成共に理想的。まさか史也よりも好きになってしまうなんて・・・。

     「禁じられた遊び」に続き、なんでこんなうさんくさい男にひっかかるのかパート2(苦笑)。これも真由子が自業自得すぎるし。イマイチ謎だったのは史也の父親。あなた一体何者ですか。お見合い叔母さんは、ここまでの人はもちろんいないだろうけど、こういうことに情熱的になってる人はいるんだろうなぁ。

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著者プロフィール

東京生まれ。一橋大学卒業後、ニッポン放送ディレクター、編成プロデューサー、 扶桑社書籍編集長を経て1990年より専業作家。
1986年扶桑社在籍中に執筆した『Kの悲劇』でデビュー。2009年10月発売の『蛍坂』が200冊目の著作。
2011年9月ライフワークの『魔界百物語』がスタート。100本の書き下ろしミステリーに挑む。

「2012年 『幻影城の奇術師』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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