卒業 (角川ホラー文庫)

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感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041789711

作品紹介・あらすじ

高校卒業の日、積年の怨みを自殺という形であてつけようと、伊豆山中に死に場を求めた神保康明は、そこで奇妙な老人と少女に会う。「二十年後を待て」それが老人の放ったメッセージ。死を思いとどまった康明は、やがて愛妻家で子ぼんのうのよきパパとなる。だが、二十年後の同じ日、平和な暮らしをしていた康明に、突然復讐の鬼が取り憑いた。何も知らぬ妻の前では理想の夫を演じながら、陰では人の頭を打ち砕く殺人鬼。その背景には常識を超えた驚愕の真相が。

感想・レビュー・書評

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  • 目の前に現れた赤い文字に死なずに殺せと迫られ奇妙な老人と少女に二十年待てと言われ卒業式の日の自殺を思い止まった康明が時を経て突然導かれるように平然と復讐に目覚める。再会した幻覚のような老人と少女が語るSF的進化や意識の概念。幼い愛娘の異変に引き込まれる。続編があるらしく今作のみでは物足りない終わり方。

  • 死にたいという気持ちが完全に消えてし合ったのだ。
    死ぬことはない。自ら傷つけることはない。悪いのはまわりのやつらであろう。死ぬべきはお前ではなく、周囲の人間であろう。
    人間の思考というものが存在するとすれば、それはまさしくコンピュータの演算活動を思考と呼ぶ以上のものではない。
    人類進化の最大の敵は字がが生んだ倫理観。

  • お子様向けの小説。

  • 哲学ホラーだそうです。ちょっとあまりにも(笑)。吉村達也さん他にはいいのもあるけど…

  • 遺伝子レベルで「殺人衝動」があるならば、それはやはり怖い。
    ただこういった性善説、性悪説的な題材ならば「氷点」に劣っていると感じる。
    読みやすさは○。

  • 連作のようなので、これだけで終わってしまうと中途半端。
    ただ、普通の人が簡単に残忍な殺人をしてしまう描写は空恐ろしい。
    血のついた服をそのまま洗濯機に入れておく、なんて日常にあったら、とても怖い・・・

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    高校卒業の日、積年の怨みを自殺という形であてつけようと、伊豆山中に死に場を求めた神保康明は、そこで奇妙な老人と少女に会う。「二十年後を待て」それが老人の放ったメッセージ。死を思いとどまった康明は、やがて愛妻家で子ぼんのうのよきパパとなる。だが、二十年後の同じ日、平和な暮らしをしていた康明に、突然復讐の鬼が取り憑いた。何も知らぬ妻の前では理想の夫を演じながら、陰では人の頭を打ち砕く殺人鬼。その背景には常識を超えた驚愕の真相が。
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  • 「学園ホラー」か?→ああ、「いじめ復讐劇」ね→ええ?こう来る? てな感じ。真相は「哲学ホラー三部連作」みたい。だけど、いつもの「人間の狂気」もちゃんと怖く描かれていてばっちし。
    三部連作がちゃんと出るのかな、って危惧はあるけれど。以前刊行された「ふたご」の続編がまだ出てないんだよねえ。多作すぎて忘れてる?

  • 角川ホラー文庫です。
    あらすじで面白そうと思って読んだら読み進めるうちに
    小難しくなってしまいました。
    卒業と言うタイトルもあとがきにもあるけど学校関係の卒業とか
    じゃなくそっちかよ!!的な。
    ホラーは好きなんだけどこういう系は微妙に好きじゃない
    わがままな私。吉村さんの作品は好きで結構読んでるだけに
    今回のはあまり好みではありませんでした。。
    でも、短くて読みやすいです。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    高校卒業の日、積年の怨みを自殺という形であてつけようと、伊豆山中に死に場を求めた神保康明は、そこで奇妙な老人と少女に会う。「二十年後を待て」それが老人の放ったメッセージ。死を思いとどまった康明は、やがて愛妻家で子ぼんのうのよきパパとなる。だが、二十年後の同じ日、平和な暮らしをしていた康明に、突然復讐の鬼が取り憑いた。何も知らぬ妻の前では理想の夫を演じながら、陰では人の頭を打ち砕く殺人鬼。その背景には常識を超えた驚愕の真相が。

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著者プロフィール

1952年生まれ。一橋大学商学部卒業。ニッポン放送ディレクター、扶桑社編集長を経て、1986年『Kの悲劇』でデビュー。1990年専業作家に。本書に登場する朝比奈耕作をはじめ、志垣警部&和久井刑事コンビ、氷室想介、烏丸ひろみの各推理シリーズ、ホラー作品、さらには英語学習の著書から舞台脚本など、多彩で個性的な執筆活動を展開。225冊の著作を遺し、2012年5月14日、逝去。闘病生活を自ら綴ったノンフィクションエッセイ『ヒマラヤの風にのって』が逝去後の7月に刊行。13年には書籍未収録作品を収めた『13の幻視鏡』が刊行された。

「2021年 『文庫 血洗島の惨劇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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