- Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041789735
作品紹介・あらすじ
高校二年生の村木ルイは、暗い森をさまよう夢に繰り返し悩まされていた。その悪夢には結末がない。記憶を失うほどの凄まじい恐怖体験が原因のため、ルイの深層心理が最後を見ることを拒んでいるのだ。唯一の手がかりは青白く光る表紙を持つ『樹海』という名の絵本…。やがてルイは、超能力者の恋人・神保透とその姉・真美の協力により、真相を探し求め、実在の森青木ヶ原の樹海へと向かう。そこで待つ運命も知らず!夜光るカバーが、あなたを幻想世界に誘う。
感想・レビュー・書評
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透くんの能力とか、おとぎ話の謎とか、ヒロ君とか
それいる? と感じるところはあったけど、一気に読ませる展開は凄い。3.5です
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説明が長ったらしいのが著者らしい(褒めてます)。
終盤の畳み掛けが鮮やかでした。 -
これほど自分ヨガリで読まされてる感しかないのは久々だ。
漫画でもここまで無理くりな設定はないし、台詞もwikiからコピペかよと突っ込みたい上、物語にほとんど必要ない情報だし、子宮は電子の神宮、は?
良い言い回し閃いた!って優越感に浸ってたんだろうなと想像できる。
編集者も締め切り迫っててもう垂れ流しよろしくそのままゴーだしちゃった、そんな作品。最初の一章から早く読み終わらせないとってストレスだけでした。
ただ、「私はあなた」という人は器を変えて何世代も生き続けるという考えには共感したかな。 -
古本屋で見つけて購入。
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「卒業」から二十余年、当時三歳だった真美の大学生の弟の恋人である高校生のルイと暗い森の悪夢と出生の秘密。母子は同一の存在だという主張は受け入れ兼ねた。老婆の概念の話はぼんやり寄り添う。終盤に掛けてが映画的で盛り上がった。著者曰く怖いホラーらしいけれど怖くないオカルト的幻想な印象で、だから読めている。
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ホラーを期待してたのでイマイチだった。
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文庫では本邦初! 夜光る表紙(笑)。これ、本屋で見たときには「何?」としか思わなかったけれど、読み終わった後で部屋の電気を消してみると……怖っ! しかもこれ、だいぶと長い間光ってる。妙に高度な技術使ってるらしいし。
物語自体は「卒業」の続編ということだけれど、これ単独でもいいし、「卒業」を「樹海」の後で読んだって問題なし。今回、恐怖感はそれほどではなかったけれど、「悪夢」が表すところの意味合いには完全絶句。やっぱり本当に怖いのって、超常現象などではなく。人間の情念だね……。 -
内容(「BOOK」データベースより)
高校二年生の村木ルイは、暗い森をさまよう夢に繰り返し悩まされていた。その悪夢には結末がない。記憶を失うほどの凄まじい恐怖体験が原因のため、ルイの深層心理が最後を見ることを拒んでいるのだ。唯一の手がかりは青白く光る表紙を持つ『樹海』という名の絵本…。やがてルイは、超能力者の恋人・神保透とその姉・真美の協力により、真相を探し求め、実在の森青木ヶ原の樹海へと向かう。そこで待つ運命も知らず!夜光るカバーが、あなたを幻想世界に誘う。 -
神保家3部作の2作目ですな。3作目の「時計」から読んでるので、あの登場人物の姿をみると微妙な気持ちになりますわ。3作目が私的に"ブーッ!"だったので期待してなかったのだが、全然こっちはおもしろかった。「怖い」というより「夢の謎」にハラハラドキドキでしたわ
著者プロフィール
吉村達也の作品





