トンネル (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川書店
2.99
  • (6)
  • (8)
  • (58)
  • (13)
  • (4)
本棚登録 : 188
感想 : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (417ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041789759

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 謎解きチームと犯人側が接触しないのが新しいなと思いました。つぅか事件解決にもほとんど関与してないよね…読者に解説するためだけに存在しているようだ。

    思わせぶりな表現が多用されていて、どんどんページを繰ってしまうので、それなりに厚みがあるのに2時間弱で読めました。その思わせぶりったら、「女子から見たらバレバレなのに、男子には可愛く見えて評判のいい『人工天然』の女の子」レベルです(笑)どうでしょう伝わりましたか?

    このひとの本は、ホラーよりもサイエンスよりで、肝心なところが怖くないなあという印象です。これも後半の色の三原色云々は読み飛ばしてしまった。要はアレだろ、目をつぶったらダメなんだろ?(笑)
    お姉さんの出てくる部分は大抵怖かったので、まぁそれでいいです。あと結末が切ない。
    逆ネズミ算の理論とやらがいまいち怖くないのは、私が文系だからでしょうか…?真の残虐さをイメージしきる想像力がないからかなぁ?

  • 捜査官の有能さを存分にアピールしておきながら、関係のない所で事件が勝手に終焉を迎えてしまった…。
    解決後にチームのメンバーがこうして生きていくのが正解なんだ!と物知り顔で納得して終わりだなんて。
    着想は面白かったけれど、犯人と有能チームの対決が一切無くて、とてつもなくガッカリ。

  • テンポはよい。

  • 渋谷の映画館から374人が謎の失踪!その時の映画は渦波魅伊里という名の監督の、ただ闇しか映っていないものだった。チーム・クワトロという特命捜査官たちが真実を探る。結局渦波は桜井耀子という人だったんだけど、400年前の先祖がのりうつってたりして怖い・・・。そしてこの失踪事件に大きく関わっていたのが“逆ねずみ算”。父+母=自分で「2=1」になって、n代目まで遡ると、2のn乗=1になる。そして400年くらい前の残虐なことをしていた人の直系の子孫である可能性が高く、自分も心の底に残虐な部分があるとか、そういう考え。瞳を閉じると、自分が誰かを拷問しているような姿が見えてしまうってことだったんだな。

  • 渋谷の映画館で300人余が消えた。一方、とある姉弟のもとでは別の事件が起こっていてー2つがリンクしたとき、真実がわかる。姉のほうが犯人で、残忍な殺し方をしていたことが判明する。

  • 吉村達也さんの本は人間性の怖さが多いのですが。
    このトンネルは、最初の方はすごくホラーチックで引き込まれ
    一気に読んでしまいました。
    けど、後半からはなんかイマイチに・・・。

  • 吉村さんといえば、「人間の怖さ」を描くのが巧い作家さん、というイメージ。なので超常現象モノよりも、人間を描いたサイコホラーの方が良い、と思うのだけれど。今回の作品は遺伝子ホラー? 事件を捜査するのは超能力者だし、ちょっと意外な内容。だけどある意味これは、「人間の怖さ」を極限まで描ききった作品とも言えるかもしれないなあ。「逆ねずみ算」をぜひともイメージしてみるべし。
    テーマの本質部分は面白かったのだけれど、「恐怖」の点では私の嗜好にあわなかったかな。それほど怖く感じなかった。だけど「ヤマネ処刑法」は……これはちょっときたかも(笑)。

  • ハラハラドキドキ感。深い。

  • 優しく物静かだった姉、猟奇的な殺人を犯してしまう姉。あまりのギャップに、恐ろしくて身震いしてしまう。次々と起きる、奇怪な事件の背後にはいったい何が?スピード感溢れる展開に、思わず引き込まれてしまう事、まちがいありません。

  • <きっかけ>前回「iレディ」を読んでなんだかなぁーと思ったものの時がたち、「着信アリ」とか「呪怨」や「ボイス」なんかの和製ホラーがブームになった時に気づいたんですが「ボイス」の著者って「iレディ」書いた人じゃんと思って改めて興味がわいたので買ったのがコレ。
    <コメント>「iレディ」の時よりはよくなっている感があるもののそれでもまだなんだかなぁーって感じでしたねぇ。。

全15件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1952年生まれ。一橋大学商学部卒業。ニッポン放送ディレクター、扶桑社編集長を経て、1986年『Kの悲劇』でデビュー。1990年専業作家に。本書に登場する朝比奈耕作をはじめ、志垣警部&和久井刑事コンビ、氷室想介、烏丸ひろみの各推理シリーズ、ホラー作品、さらには英語学習の著書から舞台脚本など、多彩で個性的な執筆活動を展開。225冊の著作を遺し、2012年5月14日、逝去。闘病生活を自ら綴ったノンフィクションエッセイ『ヒマラヤの風にのって』が逝去後の7月に刊行。13年には書籍未収録作品を収めた『13の幻視鏡』が刊行された。

「2021年 『文庫 血洗島の惨劇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉村達也の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ツイートする
×