- Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041789766
感想・レビュー・書評
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あんまり恐くない。
話が簡単で安易すぎる。
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作中の『自殺論』は分かるっちゃ分かるんだが、言ってる本人があまりにもギャーギャー喚いて、言い方悪いけど辟易する。他の人物の『整形観』やら『結婚観』も目ざとく出てきて、コレ読んでると小説というよりは雑誌の投稿コラムみたい。
ラストも「どんでん返し」というか突拍子も無い、というか面倒くさくなって投げたんじゃないかって思ってしまう。
どうもこの作品のキャラクターには魅力を感じない。ホラーという意味ではなく読んでいて気分が悪い。 -
出版社/著者からの内容紹介
寝ている間に、わたしが変換(スイッチ)してしまう――
最初は寝言のような呟き。やがて大声の独りしゃべりとなり、しまいには目を開けてうらみの言葉をまくし立てる。だが、その記憶がない。その寝姿を恋人に指摘され、作り話だと笑い飛ばしたけれど、3年前の恐怖が甦る
ねえ、ゆうべ 私 どうしていたの―
怨念の遺書をいたため自殺をはかった八木沢菜美絵は、予定外の火災に巻き込まれ黒焦げの死体となって発見された。遺書も燃え尽き、彼女の糾弾は失敗したかにみえたが、浮かばれぬ死霊となった菜美絵は、憎き女、杉浦茉莉に再び報復しようと、睡眠中に彼女の身体を乗っ取ってしまう。 深夜、別人にスイッチした恋人の異様な姿を目撃した竹下旭は、数々の幻覚に脅かされながらも、奇怪な出来事の原因を探りはじめるが…。ラストの大どんでん返しが、読者を待つ!
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怨念ホラー。最近は超常現象的になってきてるなあ。でも「人間の怖さ」を描いている点は、あいかわらず。「自殺論」や「整形論」は、いろいろ考えるところがあって興味深かった。「結婚幻想論」もあいかわらずだな(笑)。
「自殺も他者による殺人」だとか「一番の凶器は口に出して言った言葉」だとか、このあたりにはなるほどなあと思った。「自覚のないのが一番たちが悪い」というのもまったくその通り。自覚がなくても、どこかで誰かをそれほどまでに傷つけているかもしれない、というのは本当に怖い話。
しかしそれにしてもまあこの怨念は……凄まじいよね。こういうラストは好きだけど、想像してみると恐ろしいわー。ていうか他人を巻き込むな他人を。 -
奈美絵の焼身自殺から始まる。その原因となった矢沢っていやなやつ。原因のもう一人である茉莉に乗り移って、スイッチしていく。。。
茉莉と恋人の旭の出会い、旭の元恋人のマナミ、たくさんの人間関係が奈美絵によって操られる。あるカップルの結婚式が舞台となったエピローグで全てがわかるようになっているけど、とても衝撃的だった。 -
この本は、ホラー文庫なので少し怖かったです。でも怖い分とても面白かったです(^u^)
でも最後の終わり方が残念orz最後は弟にスイッチして終ったのですが、結末が書いてなく終わったので最後が気になります><
あともっと血なまぐさいシーンがあればよかったな(∵`)← -
たしかに大どんでんがえし・・・!
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小説(ホラー)にハマるきっかけになった本。
映画化希望。 -
恨みを残して自殺した女の怨念が、恨みを晴らすために、憎むべき本人の前に現れ、復習をするというもの。スイッチされ、日々、顔が変わっていく女と整形を繰り返し、自分探しをしている女など、美しい顔が話に絡んでくる。最後に、自殺した女性の弟が出てきての、説明は、あまりにも、バタバタと急いで片づけてしまったという感じがするものの、登場人物が、うまく関係していて面白かったと思う。
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表紙こわいっす。中見こわいっす。何気ないたった「一言」で恨まれないよう気をつけよう。最後のオチを語る弟君は場の雰囲気を軽くした感じで、ちょっといただけなかったんで、★3つ。