時計 (角川ホラー文庫)

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感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041789810

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  • 「樹海」から六年後、体内に赤子を宿したまま事故死した康明が献体となったり、透と結婚しているルイが胎内の子を義父かと思わせられ慄いたりする。「卒業」や「樹海」と繋がりのある展開も多かったけれど、三部作の完結編というには不完全燃焼。大人の顔をして動き回る赤子等不気味な筈なのにむしろ何だかシュールだった。

  • 人は時の流は目に見えないものだと信じ込んできた。
    10代は10代らしくというふうに年齢の枠にはめられたイメージを強要されている。もしも時計やカレンダーが発明される前の時代に生まれていた、年齢という概念もなかったわけで僕らはもっと自由だったかもしれない。

  • 時が狂い、人が壊れる。死霊の森があなたを誘う。
    中伊豆の森で眼球を反転させた死体が発見された。つけていた腕時計は狂った時間を指しながら動き続けていた。立て続けに起こる怪奇現象の謎を探るべく現場に乗り込んだ電磁波研究者が見たものは、死霊の大群だった

  • 以前読んだ「卒業」に続く話ということで読んでみた。
    その間に「樹海」があるようで、それは読んでいなかったのだが、この「時計」だけでも一応話は分かる。
    しかしながら、終わり方が中途半端すぎて、消化不良。
    この後にさらに続編があるのかも知れないが、あっても読んでみたいという気は起きない。
    ホラー文庫なので超常現象やあり得ない話はOKなのだが、設定や展開に無理があるように感じた。

  • 「卒業」「樹海」からずっと引っ張っている物語、ようやくこれで完結……かな? しかし、まさかこんなテーマだったとはねえ。意外というかなんというか。ただし、個人的な感想としては、怖さはいまいち。この人はやはり、人間心理テーマホラーのほうが巧いんじゃないか、と思った。
    ……というよりも、実は私が物理苦手だからかなあ(苦笑)。

  • 遺伝子レベルでの荒唐無稽な話だけどとても不気味で怖い話でした。
    短いのですぐに読めると思います。
    この前に善作があるみたいだけど、あんまり読みたいとは思わなかったかな;;

  • ストーリー的には、少し黒っぽいイメージ。
    どちらかといえば、現代風ファンタジー的な印象が強い。
    最初は場面転がかなり複雑化されているが、ラストに向うにつれてスピード感が出てきてなかなか……。

  • 完結編です。こっちを先に読み、記憶にあまりない(汗)おもしろくなかったんだよね。目が回るって現象だけは覚えてたが、なんで時計なんだっけ?コレを読む前に「卒業」は必読。

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著者プロフィール

1952年生まれ。一橋大学商学部卒業。ニッポン放送ディレクター、扶桑社編集長を経て、1986年『Kの悲劇』でデビュー。1990年専業作家に。本書に登場する朝比奈耕作をはじめ、志垣警部&和久井刑事コンビ、氷室想介、烏丸ひろみの各推理シリーズ、ホラー作品、さらには英語学習の著書から舞台脚本など、多彩で個性的な執筆活動を展開。225冊の著作を遺し、2012年5月14日、逝去。闘病生活を自ら綴ったノンフィクションエッセイ『ヒマラヤの風にのって』が逝去後の7月に刊行。13年には書籍未収録作品を収めた『13の幻視鏡』が刊行された。

「2021年 『文庫 血洗島の惨劇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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