ビンゴ (角川ホラー文庫 12-19)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 293
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041789827

感想・レビュー・書評

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  • ビンゴ!
    生徒たちが整列して死ぬという設定は面白かったけど、怖い場面以外は見所なし!
    あともうひとつエッセンスがあればとてつもない作品になっていたと思う

  • 吉村達也氏のホラーは発想は面白いのだが、怖がらせようとするあまり一周周って全然怖くないというか笑えてくるところがある。スキー場のリフトで4人がバタバタ死んだ場面とか、クリスマスの教室に死人たちが整列して歌っている場面とか、幽霊らしき女が大声で「ビンゴ!」と叫ぶ場面とか、想像するだけで笑えて来てしまう。「リーチ」と「ビンゴ」を活かすなら、一人ずつ死んでいく方が良かったのではないか、とも思う。心霊騒動の真相はなかなか意外性があって面白かった。ただ、記憶を自由に書き換えるとか説明が足りない気もするし、最後の場面であの2人が寄り添っていい雰囲気で終わるのとか(身重の奥さんどうするんだよ)、消化不良。

  • 吉村達也作品の中で最初に読んだ本。
    ここからファンになった。

  • 怖かった。何が怖かったって、集団リンチシーン。
    あまりの残酷さに、ショックを受けた。
    たとえ、相手が何(人間以外のもの)であろうと・・・・・
    まさか、こんなオチだったなんて。

    ただ、ストーリーは、飽きさせないし、
    次の展開が知りたくて、一気に読んでしまうくらいはまったし。
    面白かった。

  • 全体的には面白かったんだけど、普段ミステリを読んでいるせいか「霊が人を呪いで殺していく」ということになると何でもありになってしまうんじゃないかと思えてしまった。
    トリックも何もない。
    まぁそこを推理していく話じゃないのはわかってるんだけども。

    夜読んでたら怖かった…

    あとスキー場での殺し方が凄惨過ぎます(笑)

  • 面白かった。

    私の一番好きなキャラが犯人で主犯で
    超常現象の元だったのがショック。

    大人になってからの物語が面白く
    一気に真相が明かされてくのが良かったです。

    ホラー要素はそんなに強くないけど
    ストーリーはとても面白かったです。

    文章もスラスラと頭の中に入ってくるし
    1日で読めるくらい、読みやすい文章でした。

  • すごく面白かった。この本を読んで吉村達也にはまりました。

  • 夏のホラー3作目。

    読後に思いました。
    怖いってなんだろうか?

    今回読んだ”夜市”、”壊れるもの”に比べると格段に純粋なホラーなのですが、それほどゾクっとはこない。
    “リング”や”黒い家”を読んだときのような、体の芯までこたえる恐怖ではないのです。

    教室の座席表をビンゴに見立て、一列そろうごとにその一列の生徒がみな死んでいくというストーリー。
    幽霊とビンゴという言葉に違和感があるのか、幽霊にビンゴ!といわれても妙にコミカルに思えてしまいます。
    また、「幻想」という言葉だけで過去の事実が帳消しにされてしまうところが、ホラー小説のちょっと安易なところであり、肩すかしを覚えるところか。

    学生時代の体験を大人になってから解明するという、アメリカのモダンホラーによくある展開は読んでいて感情移入しやすいですが、唐突に終わってしまう終盤に、もうちょっとヒネリがほしかったです。

  • ビンゴゲームをする怨霊……なんだか凄いぞ(笑)。「ビンゴ!」って叫ばれたらまあ驚くだろうけれど、そんなに怖くはないかもしれない。
    超常現象ホラーだなあ。なので怖さはさほど感じなかった。でも怨霊の正体、恨みの動機などは少しミステリ的。実はちょこちょこ伏線あったんだ~ってのに感心。
    「長い黒髪論」には妙に納得。増幅装置だったんだね……そうかだから黒髪幽霊は怖いのか。恐怖も増幅しちゃうというわけで。

  • 吉村さん&ホラーにハマるきっかけになった本

    描写が生生しいですが、ストーリー的にもとてもたのしめました♪

  • クラスメイト全員が森の中で百物語を始めたことをきっかけに、ストーリーが始まる。
    終盤を迎えた百物語で、不気味な体験をする。そこから、“BINGO”をキーワードにクラスメイトが次々に死んでゆく。。。

    なぜ呪われてしまったのか、それを読み解くのもとても興味深く、どんどん読めてしまう。
    さらに、最後のクライマックスでは謎が解明するも、さらに心打たれるストーリーが準備されていて、とてもじぃんとくる1冊だった。
    とても良い作品だと思います。

  • 映画化される気がしたけれどしない。

  • 自殺した女生徒の怨念か。
    教室の席順がビンゴゲームに見立てられ、
    タテ・ヨコ・ナナメのどれか一線が揃った時
    「ビンゴ!」で生徒が一気に死ぬ!?


    ビンゴで人が死ぬという設定は怖いです。
    その設定に惹かれて読んだものの、
    あまり生かせてない様な気も・・・
    中盤にはもうビンゴ関係ないし(´ω`;)

    最後の方は、さして怖い要素もなかったような・・・

  • 私の中のホラー作品の中ではダントツの一位。
    ビンゴ感覚で人が死んでいくと言う過程にはゾワゾワする。
    女性の恨みが元になっている事が多い気がするホラーの中で、それとは一味違っているところが私は一番好き。
    怖いけど好き。

  • もう、これ、むちゃくちゃすぎるっ!
    だいたい、ちょっと、気に食わないヤツがいたとしても、クラス全員が、リンチ殺人に加担するなんて、ありえないよ〜!
    そこに、幻影の教育実習生やら、卓とその妻が、実は、という展開も、えぇ〜、そうなの〜??と驚きを隠せないのだ。
    どんどん勢いを増して、重大な結末が明かされてゆく。
    あまりにも酷く、そして、悲惨な事件が、普通に行われていた事実に唖然とするばかりである。

  • 怖いけど面白かった。
    最後のほうで全てが繋がった時にすごく感動した。

    Thanks to F.K.

  • 低俗ホラー。なんか読んでて失笑してしまう。一応見せ場は作ってるある感じ。

  • 映画のホラーは大嫌いだが、本は大丈夫。
    頭の中で想像するとヒヤヒヤとした怖さを体験できる。
    夏に読んだので、すずしい夜を過ごした。

  • ホラーはあまり読まないんですが、本の背表紙を読んで購入。なかなかえぐい。ホラーが大丈夫な人お勧めです。でもちょっと読めるかも・・・

  • 出版社 / 著者からの内容紹介
    みんなからいじめを受け、ヨリコが自殺した。彼女の死から一ヶ月後、クラスメイトがひとりづつ変死を遂げる。しかもその死の前にかならず、黒板や運動場に謎の字が浮かび上がるのだ。戦慄の学園ホラー!

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著者プロフィール

東京生まれ。一橋大学卒業後、ニッポン放送ディレクター、編成プロデューサー、 扶桑社書籍編集長を経て1990年より専業作家。
1986年扶桑社在籍中に執筆した『Kの悲劇』でデビュー。2009年10月発売の『蛍坂』が200冊目の著作。
2011年9月ライフワークの『魔界百物語』がスタート。100本の書き下ろしミステリーに挑む。

「2012年 『幻影城の奇術師』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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