憑依‐HYOU・I (角川ホラー文庫)

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感想 : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041789865

感想・レビュー・書評

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  • 超妄想癖のある男が巻き起こすホラー。
    事実を知っても息子を止めることができなかった両親が残念。

  • かなり怖い話。これって「初恋」逆バージョンって感じだなあ。やっぱり恋愛感情は恐ろしいというお話ですよ。そのなかでも一二を争うほど「嫌な人物」ですねこいつは。「初恋」にはまだほろりと来る部分もあったけれど、それもないし。ただ、ここまで極端でなくっても、これに近い考え方をするような人っているんじゃないですかね……。
    「不幸な人間は、幸せの最後をいつまでも覚えている」は名言。だからといって自分勝手にそれを押し付けるな、って気もしますけど(笑)。

  • 龍一の前に現れた謎の女、未知子。彼女にはなんと、龍一の父に殺されという女の霊が取り憑いていた。 突然の告白にショックを受けた彼は真実を明らかにするために奔走する。しかし、全てが明るみになった時本当に怖いのはなんであるかを知る。 文通に引き続き、後半は気持ちの悪い雰囲気が漂う作品。本当に怖いのは怨念や幽霊ではなく、人間の欲望だったり憤怒だったりというのがひしひしと感じられた。独りよがりの恋愛観と世界観の気持ち悪さが半端じゃない。なんというサイコパス。具体的にどこが気持ち悪いと言いたいが、是非読んで気持ち悪さを体感してほしい。いや、現実問題こんなやつが近くにいたら勘弁してほしい。自分のせいで何人も死んでてかなり、後味が悪い。なにも改善してないとこも胸糞わるい。 話自体はどんでん返しがあってすごい面白い。ただこの嫌悪感も楽しめる人じゃないとちょっとつらい作品。

  • 龍一、気持ち悪い。
    誰か止めなさいよ……

    夏なので霊的要素を求めて読み始めたが、終わってみれば人間の怖さだった。

    龍一は自分の理想とする花嫁像があり、それと違えば、もしくは自分を裏切れば殺す超自己中な男。
    さらに都合のいい解釈をし、現実から逃れる。
    ほんと最低。

    結構、伏線とどんでん返しがあり楽しめた。
    「すべて霊のせいにする」ような軽いお話じゃなく、人間の怖い部分を書いていて後半は一気読みした。

    面白かったけど、とにかく最低な龍一に一撃食らわせてほしかった。

  • 肝になる謎の部分が微妙。最初の設定間違ったか?入口は面白いので残念。

  • ありえないコトはない。
    人の想いは時に怖い。
    暴走すれば、誰も止められない。

  • ……ハ?
    起承がなくて、いきなり転、そして結、的な小説。
    ストーリーとしての伏線らしき潤いもなく、いきなりガツガツ解決説明。
    なんだか「長編のためのたたき台」みたいな文章だった。

    ずい分都合のいい記憶力ですな。
    すっかり忘れたりいきなり思い出したり。

    もっと上手い見せ方があるんじゃないですかね?
    もっとサイコチックになりそうな。

    素朴な疑問。
    あの「視える」友人、冒頭のハワイの時、主人公を見ても一切何も視えなかったんですかね……?

  • まず、タイトルからして怖い。。
    ま、出版元が ホラー文庫 だから当然か。。
    で、寝る前に読んでたんだけど、、電気消して寝れない。。
    何が取り憑いたのか。。
    結局、、生霊なんだけど、、それを生み出してしまった感情。。
    実際にありそうだから、余計怖い。。
    で、読み終えて、、本当に怖いのは生きている人間。。
    その怖さだと思った。。
    人間が持つ裏と表、本音と建前、わがまま、自己中。。。
    そんなものが生み出した恐怖。 自分と関わる人達も、自分の人生も思い通りにならない。
    そんな当たり前の事がわからないとこうなるんだなと。。

  • 途中、巨大な蛾の大群とか出てくる場面があって鳥肌たった…。「そういうオチかぃ!」って感じだったかなぁ。女としてはこうやって愛されたら怖いな、っていう。ちょっとした恐怖も感じた。やっぱり怖いのは幽霊よりも人間だと思ったw

  • 女性と一部の男性には非常に怖い話だと思う。この話の中にまともに話した事のナイ女性に、自身の理想の女性像を勝手に重ね押し付ける男性が出てきますが、そういう奴は意外と多いんじゃないかと思った。<BR>
    お気を付けください。

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著者プロフィール

1952年生まれ。一橋大学商学部卒業。ニッポン放送ディレクター、扶桑社編集長を経て、1986年『Kの悲劇』でデビュー。1990年専業作家に。本書に登場する朝比奈耕作をはじめ、志垣警部&和久井刑事コンビ、氷室想介、烏丸ひろみの各推理シリーズ、ホラー作品、さらには英語学習の著書から舞台脚本など、多彩で個性的な執筆活動を展開。225冊の著作を遺し、2012年5月14日、逝去。闘病生活を自ら綴ったノンフィクションエッセイ『ヒマラヤの風にのって』が逝去後の7月に刊行。13年には書籍未収録作品を収めた『13の幻視鏡』が刊行された。

「2021年 『文庫 血洗島の惨劇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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