- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041789865
感想・レビュー・書評
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超妄想癖のある男が巻き起こすホラー。
事実を知っても息子を止めることができなかった両親が残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かなり怖い話。これって「初恋」逆バージョンって感じだなあ。やっぱり恋愛感情は恐ろしいというお話ですよ。そのなかでも一二を争うほど「嫌な人物」ですねこいつは。「初恋」にはまだほろりと来る部分もあったけれど、それもないし。ただ、ここまで極端でなくっても、これに近い考え方をするような人っているんじゃないですかね……。
「不幸な人間は、幸せの最後をいつまでも覚えている」は名言。だからといって自分勝手にそれを押し付けるな、って気もしますけど(笑)。 -
龍一の前に現れた謎の女、未知子。彼女にはなんと、龍一の父に殺されという女の霊が取り憑いていた。 突然の告白にショックを受けた彼は真実を明らかにするために奔走する。しかし、全てが明るみになった時本当に怖いのはなんであるかを知る。 文通に引き続き、後半は気持ちの悪い雰囲気が漂う作品。本当に怖いのは怨念や幽霊ではなく、人間の欲望だったり憤怒だったりというのがひしひしと感じられた。独りよがりの恋愛観と世界観の気持ち悪さが半端じゃない。なんというサイコパス。具体的にどこが気持ち悪いと言いたいが、是非読んで気持ち悪さを体感してほしい。いや、現実問題こんなやつが近くにいたら勘弁してほしい。自分のせいで何人も死んでてかなり、後味が悪い。なにも改善してないとこも胸糞わるい。 話自体はどんでん返しがあってすごい面白い。ただこの嫌悪感も楽しめる人じゃないとちょっとつらい作品。
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龍一、気持ち悪い。
誰か止めなさいよ……
夏なので霊的要素を求めて読み始めたが、終わってみれば人間の怖さだった。
龍一は自分の理想とする花嫁像があり、それと違えば、もしくは自分を裏切れば殺す超自己中な男。
さらに都合のいい解釈をし、現実から逃れる。
ほんと最低。
結構、伏線とどんでん返しがあり楽しめた。
「すべて霊のせいにする」ような軽いお話じゃなく、人間の怖い部分を書いていて後半は一気読みした。
面白かったけど、とにかく最低な龍一に一撃食らわせてほしかった。 -
肝になる謎の部分が微妙。最初の設定間違ったか?入口は面白いので残念。
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途中、巨大な蛾の大群とか出てくる場面があって鳥肌たった…。「そういうオチかぃ!」って感じだったかなぁ。女としてはこうやって愛されたら怖いな、っていう。ちょっとした恐怖も感じた。やっぱり怖いのは幽霊よりも人間だと思ったw
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女性と一部の男性には非常に怖い話だと思う。この話の中にまともに話した事のナイ女性に、自身の理想の女性像を勝手に重ね押し付ける男性が出てきますが、そういう奴は意外と多いんじゃないかと思った。<BR>
お気を付けください。