マタンゴ 最後の逆襲 (角川ホラー文庫)

  • 角川書店 (2008年1月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (594ページ) / ISBN・EAN: 9784041789872

作品紹介・あらすじ

富士山麓にヨットが浮かび、亡霊がさまよう――。都市伝説を確かめに樹海に入った学生グループを襲った悪夢。それから10年、それぞれの世界で活躍する彼らに忍び寄る異変。それは、バイオテロの幕開けだった。

みんなの感想まとめ

異なる世代の特撮ファンを魅了する続編が、ホラー風味のSFとして新たに生まれ変わりました。原作映画の要素を大切にしつつ、登場人物たちの人間ドラマに重きを置いたストーリー展開が特徴です。特に、怪物としての...

感想・レビュー・書評

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  • 世代的に特撮映画が好きで「続編」が書かれたとなったら読むしかないでしょ!というノリだけで600ページにも及ぶ量を無事読破。
    原作となった映画作品が「怪奇変身モノ」だったのに対して、本書はホラー風味のSF作品となっての続編構成。
    それでも原作映画版のプロットは大切に扱われており、原作映画の「ツッコミどころ」のフォローもちゃんと有る所など作者のただならぬ『愛』を感じる。さらにまた往年のマタンゴマニア(笑)への「くすぐり」もサーヴィスとして付与されており、マタンゴ怪人がアクションヒーロ物の適役怪人全とならずに、あくまでも最初の「怪物」と言うスタンスを守り切ってくれたことでオールドファンの私も素直に楽しめた。

  • 映画化してもいいんじゃないかという感想……はなからそれが狙いか?
    マタンゴという往年のモンスターを引っ張り出しながらも、実際は恐怖よりも人間ドラマの方に重点が置かれているようにも思う。

  • 「突然のことで、ご心配とご迷惑をおかけいたします。私もマタンゴになってしまいました」は、さすがに笑ってしまった。
     特務機関と米国諜報機関に展開を頼りすぎなのと、若干説明が諄いのが気になったが、元の映画では一番許されないだろう作田の長い贖罪の旅として構成された物語と、その結末は良かった。その分、小説オリジナルの登場人物は、結局いてもいなくても大して物語に影響が無いのが残念ではある。

  • 1963年に封切られた怪奇映画「マタンゴ」の後日譚。
    映画を観てないのでわからないけど、当時は子供達を相当怖がらせた映画だったよう。
    作者の吉村達也も小学生の時に観てその影響でこの小説を書いたようです。
    富士の樹海に探検に来た大学生7人が経験した不可思議な出来事。
    だがその出来事はなぜか7人の記憶から抜け落ちていた。
    その十年後。そのうちの一人が樹海の中で自殺する。
    全身がキノコ状の腫瘍に冒され醜い姿となって。
    そしてかつての仲間が次々とキノコ人間化していく。
    なかなか姿が想像できなかったな。
    でもこんな姿には絶対なりたくない!!
    https://ameblo.jp/harayou1223/entry-12760582013.html

  • 昔の映画のノベライズ?
    全身からキノコが生えてくるシーンとか、ゾクッとする

  • 久しぶりに吉村作品、★5つです♪
    途中でやめられなくなり、、一気に読んでしまいました。
    途中、何度も自分の顔とか腕をさわって確かめました。。
    キノコは生えていないって。。
    それくらい、臨場感と言うか、、リアル感があり、、気持ち悪かったですが。。
    でも、最後はどうなるんだろう。。と一気に500ページを読破。
    この小説は、昔の映画【マタンゴ】の後日譚として書かれたものらしいです。
    映画を観てからだったらもっとよかったのかもですが、、映画を観ていなくても、充分楽しめました。
    バイオテロ、、細菌兵器、、実際にありそうです。。

  • -

  • 映画マタンゴは、大変魅力的な映画である。東宝SFの最高傑作と言っても良いだろう。その続編を書いた小説の存在を知り、正直嬉しかった。反面、その世界観を理解できぬ作家に、ぶちこわされるのではという不安も強かった。読後感としては、後者に近い。
    話の条件をちりばめ、謎を見せていく序盤から中盤の課程は面白い。なかなかに、わくわく出来た。やはり元の映画が好きなだけに、後話には興味が湧くから期待が高まる。
    しかし後半は2時間テレビサスペンス的。海沿いの岸壁に関係者勢揃いの謎解きに近い。。台詞での説明が饒舌。おそらく作家のスタミナが切れたか、出版社の求めるページ数に収めるためか、創作能力の欠如か。そのすべてによるものかもしれない。
    映画化して欲しいという底意も見える。続編ありげな種をまくところが、物欲しげだ。
    マタンゴ化する人間に対して、妙に人道的視点を向けようと言葉を弄するのだが、結局は化け物扱いのまま。ご都合主義だ。
    マタンゴの発芽のごとく、後半に向けてボロの胞子が咲き乱れる。
    3分の2まで読んで本を閉じ、二度と開かない。先は自分の想像力で創るのが、私のお薦めである。

  • 映画見たくなった。見てなくても楽しめたけど、見てたらもっと楽しめたのかも。

  •  かの名作映画の続編的な展開。
     前半で滲み出る恐怖感はなかなかのものでありましたが、「国家の陰謀」で片付けられるとなんか気持ちが萎えてしまいました。
     「恐さ」が一気に半減するのも然ることながら、オリジナル映画が人間の醜さを描き出していることに比べると、そのエゴを国家に拡大することで結果として何も描ききれてないような。
     それにしても、久々に映画を観たくなってしまいました。

  • 人間がキノコになっていく恐怖小説。
    こわい。そしてキノコの描写がキモい。
    そして結局人間が一番怖いという締め方。映画になりそうな話。

  • 40年近く前、オリジナルの映画がテレビで
    放映されているのを見てしばらくシイタケが
    食べられなくなるトラウマになりました。
    作者もマタンゴのトラウマ世代というすね。

    そして大人になってまたマタンゴの続編を読めるとは。
    マタンゴへの愛すら感じる一編でした。

    夕食にブロッコリーのサラダが出た。
    、、、、、似てる。

    2008年02月07日

  • 映画「マタンゴ」は観ていないのだけれど、俄然観たくなるなあ。
    単なる怪物ホラーではなく、ちょっとした謀略ミステリとしても読めるかも? ありきたりな感想だけれど、真に怖いのは怪物よりもむしろ人間かと。マタンゴ化した人たちの悲しみの観点からしても、そう思いました。

  • 学生7人が樹海へキャンプへ、
    そこで、経験したはずの記憶がない。
    10年後 その7人の記憶がよみがえるが・・
    核実験が生んだ突然変異の巨大きのこ。マタンゴ。
    日米でより強力な生物兵器として生まれる為宇宙での実験に選ばれた学生7人。
    10年前のキャンプも仕組まれた事だった!
    最後の一人もCBUに捕まってしまう。
    生物兵器は完成となる。
    ガンガン引き込まれます!!

  • 作者が昔観た映画マタンゴ。

    それの数十年後を舞台にした小説。
    なんと、映画マタンゴを観ると数倍楽しめるという…(リバイバルでは無い)

    正直、若者にそんな条件提示されても困る(笑)

    マタンゴと命名された、原爆による突然変異キノコの胞子が人に取り付き…という話だけど。ねぇ…結局一番怖いのにn(ゲフ)

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著者プロフィール

東京生まれ。一橋大学卒業後、ニッポン放送ディレクター、編成プロデューサー、 扶桑社書籍編集長を経て1990年より専業作家。
1986年扶桑社在籍中に執筆した『Kの悲劇』でデビュー。2009年10月発売の『蛍坂』が200冊目の著作。
2011年9月ライフワークの『魔界百物語』がスタート。100本の書き下ろしミステリーに挑む。

「2012年 『幻影城の奇術師』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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