月のうさぎ (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 76
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041789889

感想・レビュー・書評

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  • 評価が難しい作品だ

     下手するとB級以下。しかし、なぜかそれを感じさせない。シングルマザーのストーリーは不要だと思うし、あまりに非現実の物語はオチが非常に難しいものだ。

     「プロメテウス」や「渚にて」ばりの設定に 3Dプリンターの登場など、かなり進んだ感じの良質な SF の素地はあるんだが、あえてその方向に進まなかったのかな。

     微妙なバランスの上にたった作品だなぁと感じる。人物が平坦に見えすぎるのかなぁ。きれいなオチなんだが、なぜか尻切れトンボ。このラストの手抜き感は作者の特徴なんだな。不思議な作品だ。

  • エイリアンによる地球の滅亡。
    最初はバラバラだったいろんな話がそこに集約されていって、やがてひとつの結末へ。
    現在までに地球で起きているUFO目撃情報や、それを隠蔽するアメリカの話などに、一応の辻褄の合う解釈も(強引ながら)していて、SFだけど、なるほどそんなこともある得るかもな、と引き込まれた。ラストがちょっとハッピーエンド過ぎる気もするけど、面白い。

  •  うーん・・・・・・何というか、この話で何を書きたかったのかいまいちピンと来ませんでした・・・・・・。最近のSF映画によくある感じで、それの視覚効果が少なくなったものという印象でした。調べはしっかりしているのに、大事なところが曖昧に流されていることが残念です。

  • UFOとか、あまり信じていなかったけど、この本を読んだら、あり得るんじゃないかって思った。信じる人には見えるんだよね、きっと。いわゆる第二種コンタクティっていう存在ですね。一星とさゆりの決断にも感心しました。結末も、思っていたよりずっとよかった。H.G.ウェルズとかのイメージで読んでたから、きっと気にしてないうちにバッドエンドを想像してたのかも。読みごたえありでした。

  • 最後もう少しがんばって欲しかった。

  • 「月のうさぎ」という題の可愛さに魅かれて買った。ホラー文庫だけどホラーではなくファンタジーのような小説。内容は知らないで読んだほうがいいけど読後感は清々しいです。

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著者プロフィール

1952年生まれ。一橋大学商学部卒業。ニッポン放送ディレクター、扶桑社編集長を経て、1986年『Kの悲劇』でデビュー。1990年専業作家に。本書に登場する朝比奈耕作をはじめ、志垣警部&和久井刑事コンビ、氷室想介、烏丸ひろみの各推理シリーズ、ホラー作品、さらには英語学習の著書から舞台脚本など、多彩で個性的な執筆活動を展開。225冊の著作を遺し、2012年5月14日、逝去。闘病生活を自ら綴ったノンフィクションエッセイ『ヒマラヤの風にのって』が逝去後の7月に刊行。13年には書籍未収録作品を収めた『13の幻視鏡』が刊行された。

「2021年 『文庫 血洗島の惨劇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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