元禄繚乱〈上〉 (角川文庫)

著者 : 中島丈博
  • 角川書店 (2001年11月発売)
3.29
  • (0)
  • (2)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
  • 本棚登録 :12
  • レビュー :2
  • Amazon.co.jp ・本 (628ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041792025

元禄繚乱〈上〉 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  •  舟橋聖一著「新・忠臣蔵」が原作の大河ドラマ「元禄繚乱」の脚本担当によるノベライズ。全2の1。家老見習いの若き日の大石内蔵助と色部又四郎との邂逅に始まり、刃傷松の廊下、赤穂開城までだが、実に艶っぽく人間臭い物語。勿論、昼行燈内蔵助+生真面目一本気内匠頭だけなら他作にもあるが、本作は、独裁者綱吉の短慮・妬心、将軍お手付きの染子が密通により懐妊。妻に迎えた柳沢吉保の焦燥。類稀な美貌のため、義弟大学長広のみならず上野介にもセクハラまがい行為や懸想を受ける阿久利。上野介の女癖の悪さが上杉藩出の正室の嫉妬を招く他。
    上杉による吉良放逐という後の伏線にも関わる事情を垣間見せつつ、人間臭さ満載の忠臣蔵。その極め付けが賄賂を渋った内匠頭に対する上野介の苛め描写の数々である。どうしてそういう苛めに至ったのかもわりに丁寧で明快。まあ、心象風景が現代風に寄り過ぎのような気もするが、これはこれで面白い小説だ。

  • 忠臣蔵モノをまともに読むのは初めてですが、とても面白いです。

全2件中 1 - 2件を表示

元禄繚乱〈上〉 (角川文庫)のその他の作品

元禄繚乱〈上〉 単行本 元禄繚乱〈上〉 中島丈博

中島丈博の作品

元禄繚乱〈上〉 (角川文庫)はこんな本です

ツイートする