白河夜船 (角川文庫)

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レビュー : 121
  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041800072

感想・レビュー・書評

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  • 夢を見ているみたいな話だな、って思った。
    もっというと、非現実的なのか、現実的なのか、よくわからない。
    夢をみているのか、本を読んでいるのか、それすらも。

  • 「白河夜船」「夜と夜の旅人」「ある体験」の3作からなる「夜」の三部作。
    眠りをテーマにした作品はどれもちょっと湿っていて、哀しくてでも穴倉にいるかのようにちょっと落ち着く感じ。
    「夜と夜の旅人」が特に好き。兄にそっくりなサラの息子を見たときの芝美の驚き、だけど兄の忘れ形見を見つけた喜び、それらが想像できて切ないような嬉しいような・・・
    この世のどこかに亡き兄の血を受け継ぐ者がいてくれるのが彼女の救いになりますように。

  • 再読のはずなのに、全然覚えてない…。この本が出たばかりの時だったので仕方ないか。とても優しくて、ライン引いてまた時々読みたいフレーズがたくさん。図書館の本なのでできないけど。

  • 2017年11月19日に紹介されました!

  • 本を読んでいて、切なくなるものは好きです。

  • 裏表紙に記された「夜の三部作」というのはぴったりだなあと思う。思うように体やこころが動かなくて、閉ざされた場所から抜け出せなくなってしまうこともあるけど、徐々に解きほぐされていく。たしかに人は思っているより丈夫だ。そうだといいなと思う。

    特に二作目の『夜と夜の旅人』が好きだった。毬絵は、閉ざされた一年という時間を濃いブルーだと言ったけど、雪明かりで仄かに照らされた濃いブルーの夜はもうすぐ明けていきそうだからほっとした。

  • 2015.4.13読了
    寂しさは寂しさを持つ人に惹かれるのかな。
    3つとも誰かが亡くなって、それによって心に影を落としている、それから少し回復する、その過程を書いてると思う。当人の考え方次第で変わっていく世界、

  • いつからわたしは一人でいる時、こんなにも眠るようになってしまったのだろう――様々な人々と眠った末に自殺した親友と、昏睡状態の妻を持つ男と、異様なまでに眠るようになったわたし。二人、夜の底にいて、ただどうしようもない寂しさだけで繋がっている。その深淵に至った時、もういよいよ駄目かという時に、けれど、わたしは、彼女に出逢う―― 夜の深い闇に閉ざされた時間からの目覚めと恢復と別れとを描く、「夜」の三部作。

    なに!白河夜船映画化するの!やったー!私これ好きな話なんだ!でもどんな話だったか覚えてない!(矛盾したことは書いてないつもり)と言うことで読書リハビリも兼ねて読み始めました。やっぱばななさんは私に一番自然になじむ文章で入っていくなあ… 一番印象に残っていた話は最後の「ある体験」なんですけど(多分女二人の話だからだと思う)「白河夜船」も「夜と夜の旅人」もいいなあ。「白河夜船」のしおりの夢のシーンも、朝方に不思議な少女(実はその正体は…)に出逢うところも、少しずつ回復していくところも、神秘的なところも日常的なところもやはり全部好きで、ああ私の書きたい話の原型がやっぱばななさんにはあるよなあ……ってしみじみしました。こちらも少し、気力がもらえたかな。映画どんなのになるんだろう。楽しみです。

  • 白河夜船、夜と夜の恋人、ある体験、のみっつ。全部読み始めたらすぐ何か思い出せるくらいには覚えてるけど、白河夜船だけは何回も読んでる。眠れない夜に読んだら寝れるような気がする。

    言葉のきれいさにうっとりする。惹かれる。ついうっかり自分もそうだと思い込まされそうになる。凛とした世界観。すきだな。

  • 眠りと死は近いのかもしれない。でも、それは絶望するような事ではなくて、救いなのかも。

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著者プロフィール

吉本ばなな(本名:吉本 真秀子 よしもと まほこ、旧筆名:よしもと ばなな)
1964年、東京都生まれの作家。日本大学芸術学部文芸学科卒業。卒業制作の「ムーンライト・シャドウ」が日大芸術学部長賞を受賞。また「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞、デビュー作となる。
1989年『TUGUMI』で山本周五郎賞を受賞。1996年イタリアのフェンディッシメ文学賞(35歳以下部門)、1999年イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門を受賞。2000年『不倫と南米』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。その他代表作に、映画化された『アルゼンチンババア』などがある。
海外での評価が高く、著作が多くの国で翻訳されてきた。

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