キッチン (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 13865
レビュー : 1592
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041800089

作品紹介・あらすじ

家族という、確かにあったものが年月の中でひとりひとり減っていって、自分がひとりここにいるのだと、ふと思い出すと目の前にあるものがすべて、うそに見えてくる-。唯一の肉親の祖母を亡くしたみかげが、祖母と仲の良かった雄一とその母(実は父親)の家に同居する。日々のくらしの中、何気ない二人の優しさにみかげは孤独な心を和ませていくのだが…。世界二十五国で翻訳され、読みつがれる永遠のベスト・セラー小説。泉鏡花文学賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 大切な人ができたとき、また読みたいなと思う

  • 色っぽい物語の中に
    いい具合にユーモアが散りばめられていて
    気楽に楽しく読めた。
    ファンタジー要素もあったり
    想像が膨らまされてワクワクする。
    人の死を目の前にした時に読んだら
    もっと深く中に入れそう。

  • 大切な人の死を乗り越えることって出来るのだろうか。
    いつかまた、その時に読み返したい。

  • また読み返したい

  • 『人生は本当にいっぺん絶望してみないと、そこで本当に捨てらんないのは自分がどこなのかをわかんないと、本当に楽しいことが何かわかんないうちに大っきくなっちゃうと思うの』

  • キッチン
    ことばのチョイス、風景の描写、散りばめられたユーモア、全てが丁寧で優しく美しく、読み進めるのがもったいないと思えるほど好みでした。
    予想を次々と軽く超えてくる重さや悲しさも、さり気ないけれど強い筆力で読み手に決して絶望させることなく読み続けさせる。最後のシーンの言葉のやりとりに涙が溢れた。

    美味しいものを一緒に食べることってとっても素敵なことなんだと思った。

    ムーンライト・シャドウ
    辛くて辛くて悲しかった。
    だけどそれだけじゃなかった。
    悲しいファンタジーのようなお話だったけれど、それでも日々は過ぎるし、あとがきにかかれていたように、どんな深い悲しみも時間がたつと同じように悲しくはないはずだって思えたし、生きるっていうことをとても考えた。

  • 読んだのは中学生の頃
    子供の頃のわたしには難しかった
    また読み直したい

  • 内容より、さまざまな描写が綺麗で気に入っています。

  • 風が吹いている気持ちいい夜に読むと最高〜〜〜!!!!

  • ばななさんの作品で初めて読んだのはTUGUMI 。
    いつもハートフルストーリーばかりを読んでいた私にとって、TUGUMI は私の本に対する考え方をビビッと変えてくれた大切な作品です。

    そして今回はキッチン。
    死にまつわるお話が二編。どちらも素晴らしかったですが、やはりキッチンが気に入りました。

    主人公のみかげと一つ年下の男の子雄一。二人とも孤独を痛いほど知っているからこそ、身近な人を失う恐怖は計り知れないほど恐れていた。いつしかみかげは「雄一さえいればなにもいらない。」と思うほどに、自分が雄一を必要としていることに気づく。このシーン、このみかげの言葉は一番印象に残っている。二人は、友達にも恋人にも当てはまらない、雄一はみかげのことを家族だ。と作中では言っていたけど、私は雄一とみかげは家族にも属さない、もっと複雑な関係なんじゃないかなと思った。

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著者プロフィール

吉本ばなな(本名:吉本 真秀子 よしもと まほこ、旧筆名:よしもと ばなな)
1964年、東京都生まれの作家。日本大学芸術学部文芸学科卒業。卒業制作の「ムーンライト・シャドウ」が日大芸術学部長賞を受賞。また「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞、デビュー作となる。
1989年『TUGUMI』で山本周五郎賞を受賞。1996年イタリアのフェンディッシメ文学賞(35歳以下部門)、1999年イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門を受賞。2000年『不倫と南米』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。その他代表作に、映画化された『アルゼンチンババア』などがある。
海外での評価が高く、著作が多くの国で翻訳されてきた。

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