アキレスと亀 (角川文庫)

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レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041804025

感想・レビュー・書評

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  • 目の付け所がとても独特で、シュールなんだけど日常の延長線上にあって堅実。それを、誇張せずに書くのがとても上手だなと。話の脱線のさせ方も非常に上手い。技巧派の作家さんだと感じた。ちょっとエッセイに近くて、作り込まれ過ぎていなくて、どんでん返しもなくて、でもそれで成立している世界。ただ腹立たしいのが、背表紙に書いてある紹介文。「身近にある場面をこれぞとばかりに素材にした、抱腹絶倒、爆笑清水ワールド決定版」というフレーズ。本当にセンスがない。この小説を読んで抱腹絶倒、爆笑する奴がいたらそれはもう病気です。せいぜいニヤリとする程度。むしろ、それが売りなのに。こういう誇大広告が作品の持ち味を殺すということを、知らないのだろうか。これを書いた人間のことが、心底気に入らない。

  • 一週間たったら内容を忘れてしまった。それほど印象が希薄?。
    読んでるうちはそこそこ面白いんですよ。皮肉な見方とか裏返しの視点とか。でも、それ以上の発展が無いような気がします。
    たとえば「偏向放送」は徹底的に日本の選手を持ち上げ、外国選手を貶めるマラソン中継の話。かつて行われていた中立的放送を否定し、本音の放送をするようになった世界という設定ですが、そこに何らかの思想(というほど大袈裟なこ事を言ってるわけでもないのですが)が有るとも思えません。単にそうなったらどうなるかを描いてみた、そんな印象でした。

  • 第三者から見て、そこにパクリの要素が在ろうと無かろうと、原作に敬意を持った作品は「オマージュ」として奉げられ、ちょっと茶化した感じ、お笑いで言う“特徴をつかんだ物まね”が「パスティーシュ」となるようだ、と言えそうです。盛り込む要素は笑いだけではない気もしますが、本作に関しては大半が笑いを題材にしていました。それだけに、表出しない恐怖を扱った「復讐病棟」は、他の作品と異なった光彩を放ち、それが作品の中盤に置かれることで全体を引き締める恰好のアクセントになっていると言えよう(解説文ってこんな書き方しますよね。笑)

  • あっさりと、軽〜く、何かちょっと笑えるものを、と思って手にとった本。まぁ確かにそうだったのだが、期待したほど「バッカだねぇ〜」と笑うこともなく…

  • 抱腹絶倒の短篇集と書かれていますが、どちらかと言うと「ニヤニヤ」するタイプの本じゃないかと思う。それとも、世の人々はこれで抱腹絶倒するのだろうか。作品であそんでますなぁwっていう本です。以下面白かった3作品。

    「偏向放送」
    中立の立場を取らずにマラソンを実況解説してみたらどういうことになるかという極端な話。「こんな負けるような奴は日本人じゃないです」とまで言われる始末。

    「復讐病棟」
    純粋に楽しんだ短編小説。息子が入院した病院にて、担当医と面談する父親。しかし、どうもこの担当医には秘密があるようで……。教育とは何かとか、暴力についてとか色々考えさせられつつ、純粋にドキドキ読んだ小説。

    「超現実対談」
    支離滅裂、毒吐きまくり、目も当てられない対談も、紙面に載るとこんなにスッキリわかりやすくまとめられるんだねぇ、というお遊び。お遊びといいつつ、実際もこんなもんなんじゃないかと思います。(笑)←

  • 日常をものすごくリアルに切り取っています。おもしろいんだけども時々恐ろしくも感じます。

  • 笑い保証付きとか書いていたから期待して読んだけど、イマイチ。
    各編にオチがあるんやけど、どうも落ち切らない。
    落ち切らないからストーリーにもさほど変化がなかった。

  • 復讐病棟と
    アキレスと亀は面白みがあったと思う。
    あとは何気ない日常を描いたって感じだった。

    復讐病棟が一番この中では面白かったと思うが
    どっかで見た事がある話だった。
    どこだろう?

  • 最近映画化されたやつの原作かと思って読んだんだけど、何にも関係なかったんですね・・・(*_*)
    無知な私・・・(+o+)

  • 清水義範作品との出会い。
    これでハマった。
    短編集です。

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著者プロフィール

清水義範
 愛知県名古屋市生まれ。愛知教育大学教育学部国語学科卒業。
  『国語入試問題必勝法』により第9回吉川英治文学新人賞を受賞。
 代表作に『蕎麦ときしめん』『国語入試問題必勝法』『永遠のジャック&ベティ』『おもしろくても理科』『どうころんでも社会科』などがある。

「2014年 『清水義範のイッキによめる! 日本史人物伝 戦国時代~幕末激動編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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