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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784041804131
感想・レビュー・書評
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「母さんと離婚しようと思う」から始まる、子供たちの奔走を横目に、父親の作戦が始動する。
なんてことはない普通の小説である。帯の「遺産相続の仕方」というのに引っ張られると、若干ハマるのではないかと思われる。
さて、ブクログの評価は低いようだが、個人的にはなかなか面白かった。というのも、SF読みにとっての「思考実験」という意味ではそこそこ成功しているのではないかと思う。遺産相続の計算というベースがあっての作品だろうが、そこに周りのヒューマンドラマを絡めてくるので、退屈せずに読める。
読み始めに引っかかるのは、父親夫婦と妻のいとこ、息子、娘x2の各家族に加え、息子娘夫婦にそれぞれ2人ずつ子供がいることであろう。これから読む人にアドバイスをするとしたら、父と母、母のいとこ、息子、息子の嫁、娘(と旦那)の7~9人に注意しておけばよろしい。それぞれの孫世代や会社の人間などはほぼ出てこないので、それ以上は無視してもよい。
おそらく、面白くなかったという評価は、その登場人物が把握できなかったからではないかと思われる。
上記の関係ない人たちとした人物たちは、予想通りに問題を起こして状況に変化を加えるわけだが、いうほど引っ掻き回されない。
難を言うなら、もうちょっと事件が起こっても良かったかな。
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