熱血じじいが行く (角川文庫)

ねじめ正一

• 角川書店 (1993年3月9日発売)

感想・レビュー・書評

[しおぷさんの感想 · 2006年3月29日]

近所の図書館で、月に１回、図書館から廃棄される書籍をリサイクルしようということで、無料配布が行われていました。そこで出会ったのがこの本。『老人青春小説』と呼ばれるだけあって、元気な爺ちゃんが活き活きと描かれておりますぜ。
運動を定期的に続けていると、こんなにも心身の健康が保ているのだなぁ、と関心しきりですし、野球というスポーツを愛し続ける老若男女、その中でも伝説となっている人物「長島茂雄」のカリスマ、己の人生を謳歌することを最重視する行く末短い老人たちの常軌を逸した行動の数々、真面目に試合に臨む若者の常識的なリアクションと、読み応え十分な一冊でした。

[小梅さんの感想 · 2006年2月7日]

ハチャメチャなおじぃ達が繰り広げる爆笑野球物語。
元気がない時に繰り返し読んで、いつもパワーをもらってます。

著者プロフィール

ねじめ正一
1948年東京都生まれ。詩人、作家。　
詩集『ふ』(櫓人出版会)でＨ氏賞、『高円寺純情商店街』(新潮社)で直木賞、『荒地の恋』(文藝春秋)で中央公論文芸賞、『商人』(集英社)で舟橋聖一文学賞、『まいごのことり』（佼成出版社）でひろすけ童話賞、『ひゃくえんだま』(鈴木出版)でけんぶち絵本の里大賞びばからす賞を受賞。
主な児童作品に『ぞうさんうんちしょうてんがい』（くもん出版）、『ずんずんばたばたおるすばん』（福音館書店）、『みどりバアバ』（童心社）など多数ある。

「2022年 『たんていベイビー　きえたヤギのおばあさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」